巻三

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巻三第四話 閉じこもった舎利弗の話

巻3第4話 舎利弗攀縁暫籠居語 第四 今は昔、天竺にて、仏の御弟子達がそれぞれの場所で安居修行を終えて仏の御前に参集なさったとき、舎利弗(サーリプッタ)と羅睺羅(ラーフラ)が御前に来られてその左右にお座りになりました。仏は羅睺羅に「私の弟...
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巻三第三話 目連が空を飛び多くの世界を訪れた話

巻3第3話 目連為聞仏御音行他世界語 第三 昔、仏の御弟子の目連(モッガラーナ)尊者は神通力が一番の御弟子でした。諸々の御弟子や比丘に「我々は仏のお声を所々で聞くが、常に同じ声でただおそばで聞いているようだ。そこで、私は神通力をもって遙か...
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巻三第二話 文殊が人間界に生まれた話

巻3第2話 文殊生給人界語 第二  昔、文殊という方は、中天竺は舎衛国(コーサラ国、祇園精舎がある)の多羅村にいる梵徳婆羅門という人の子でした。母の右脇からお生まれになり、お生まれになったときにはその家も門も蓮華につつまれました。お体の色...
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巻三第一話 無限に住む在家、浄名居士の話

巻3第1話 天竺毗舎離城浄名居士語 第一 今は昔、天竺の毗舎離城(びはりじょう)に浄名(維摩、ヴィマラ・キールティ)居士(在家者)という翁がいらっしゃいました。この方の住まわれていた部屋は僅か5畳ほどの広さでした。ところがその狭い部屋に十...
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