巻十三巻十三第四十二話 橘を愛して小蛇に生まれた話 巻13第42話 六波羅僧講仙聞説法花得益語 第四十二 今は昔、京の東に六波羅蜜寺という寺がありました。この寺に長年住している僧がいました。名を講仙と言いました。この六波羅蜜寺は、京の様々な人が講(高僧が経の講義をする)を行なう所でした。 ... 2026.09.14巻十三
巻十三巻十三第四十一話 法華経の持者が金剛般若経の持者を供養した話 巻13第41話 法花経金剛般若経二人持者語 第四十一 今は昔、二人の僧が山寺で修行していました。一人は法華経を受持しており、名を持法といいました。もう一人は金剛般若経を受持しており、名を持金といいました。この二人の聖人は同じ山寺に住してい... 2026.09.07巻十三
巻十三巻十三第四十話 米の入った瓢箪が満ちた話 巻13第40話 陸奥国法花最勝二人持者語 第四十 今は昔、陸奥国(むつのくに。東北地方の太平洋側)に二人の僧がありました。一人は最勝王経(解説参照)を受持していました。名を光勝といいます。もう一人は法華経を受持していました。名を法蓮といい... 2026.08.30巻十三
巻十三巻十三第三十九話 華厳の護法善神が法華の護法聖衆に阻まれた話 巻13第39話 出雲国花厳法花二人持経者語 第卅九 今は昔、出雲国(島根県)に二人の聖がありました。一人は華厳経を受持し奉っていました。名を法厳といいます。もう一人は法華経を受持し奉っていました。名を蓮蔵といいました。この二人の聖人は、共... 2026.08.16巻十三
巻十三巻十三第三十八話 無実の男が経の力で解放された話 巻13第38話 盗人誦法花四要品免難語 第卅八 今は昔、左衛門の大夫(左衛門尉でありながら役職より身分が高い)平正家という者がありました。信濃国(長野県)に知っているところがあり、その国に行き通うことを常としていました。さて、正家には、そ... 2026.08.16巻十三
巻十三巻十三第三十七話 死の直前に受戒した破戒僧の話 巻13第37話 無慚破戒僧誦法花寿量一品語 第卅七 今は昔、仁和寺の東に香隆寺という寺がありました。その寺に定修僧都(じょうしゅうそうず)という人が住していました。その僧都の弟子に一人の僧がありました。その僧は、すがた形こそ僧ではありまし... 2026.08.10巻十三
巻十三巻十三第三十六話 浄土を見た女人の話 巻13第36話 女人誦法花経見浄土語 第卅六 今は昔、加賀(石川県)の前の国司である源兼澄という人がありました。その娘として一人の女人がいました。明敏であり、年若いときから仏の道を心にかけて、法華経を受け学び、日夜読誦して、何年もが経ちま... 2026.08.05巻十三
巻十三巻十三第三十五話 冥土で経を誦した話 巻13第35話 僧源尊行冥途誦法花活語 第卅五 今は昔、源尊という僧がありました。幼少より父母の元を離れて法華経を受け学び、昼も夜も読誦していました。しかし、経を暗記しようと思ってもなかなか覚えることが適いませんでした。まだ若い盛りに、重... 2026.08.02巻十三
巻十三巻十三第三十四話 道祖神が菩薩になった話 巻13第34話 天王寺僧道公誦法花救道祖語 第卅四 今は昔、天王寺(大阪市天王寺区)に住む僧がいました。名を道公といいます。長年法華経を読誦して、仏道を修行していました。また、毎年熊野に詣でて安居(あんご、解説参照)に勤めていました。 ... 2026.07.25巻十三
巻十三巻十三第三十三話 竜の遺言と友の僧の話 巻13第33話 竜聞法花読誦依持者語降雨死語 第卅三 今は昔、□天皇の御代に、大安寺の南に竜苑寺という寺がありました。その寺に一人の僧が住していました。長年法華経を読誦していました。また、経の意義を学び悟って、毎日一品(一章)を講じ、その... 2026.07.08巻十三
巻十三巻十三第三十一話 死に際に忘れていた経を思い出した話 巻13第31話 備前国人出家誦法花経語 第卅一 今は昔、備前国(岡山県東南部~兵庫県赤穂市)に一人の沙弥(在家の修行者)がいました。長年この国に住んで妻子を伴い、世を渡っていましたが、何を思い得たのか、突然妻子を捨て、国を出て比叡山に登り... 2026.06.27巻十三
巻十三巻十三第三十話 骨になっても経を誦し続けた僧の話 巻13第30話 比叡山僧広清髑髏誦法花語 第三十 今は昔、比叡山の東塔(エリアの名)に千手院というところがありました。そこに広清という僧が住んでいました。幼くして比叡山に登り、師に付き随って出家し、法華経を受け学んでその意義とことわりを悟... 2026.06.25巻十三
巻十三巻十三第二十九話 死後も経を誦し続けた僧の話 巻13第29話 比叡山僧明秀骸誦法花経語 第廿九 今は昔、比叡山の西塔(エリアの名)に明秀(みょうしゅう)という僧がありました。天台座主(ざす。比叡山のリーダー)の暹賀僧都(せんがそうず)という人の弟子です。幼くして比叡山に登って出家し、... 2026.06.18巻十三
巻十三巻十三第二十八話 早口で経を誦する僧の話 巻13第28話 蓮長持経者誦法花得加護語 第廿八 今は昔、蓮長という僧がいました。桜井(奈良県桜井市)の長延聖人と昔共に修行していました。年若いときから法華経を受け学んで、昼夜問わず読誦して、懈怠(けだい。なまけおこたること)することはあ... 2026.06.15巻十三
巻十三巻十三第二十七話 法華経の重要な章を定めた話 巻13第27話 比叡山僧玄常誦法花四要品語 第廿七 今は昔、比叡山に玄常という僧がありました。もとは京の人です。幼くして比叡山に登って出家し、師に随って仏法の道を学びましたが、とても賢く知恵があったため、その意義を弘く遍く知りました。また... 2026.06.15巻十三