巻十三

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巻十三第六話 火をはいて七宝の塔を焼いた聖人の話

巻13第6話 摂津国多々院持経者語 第六 今は昔、摂津国豊島郡(てしまぐん)に、多々の院(兵庫県川西市多田院。解説参照)というところがありました。そこに一人の僧が住していました。山林に入り仏道を修行していました。また、法華経を日夜読誦...
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巻十三第五話 誰もいない部屋にたくさんの泣き声が聞こえた話

巻13第5話 摂津国菟原僧慶日語 第五 今は昔、摂津国(大阪府北中部と兵庫県南東部)に慶日という僧がありました。 幼くして比叡山に登り、出家して仏教(顕教と密教)の法文を学んでいましたが、不明なところはなく、また、外典(仏教経典以外の典...
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巻十三第四話 女鬼に愛欲の心を起こした僧の話

巻13第4話 下野国僧住古仙洞語 第四 今は昔、下野国(現在の栃木県)に僧がいました。名を法空といいます。法隆寺に住み、顕密の法文を学びました。また、法華経を堅持し、昼に三部、夜に三部を読誦して、懈怠する(けだいする。なまけおこたる)こと...
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巻十三第三話 姿を消した仙人の話

巻13第3話 陽勝修苦行成仙人語 第三 今は昔、陽勝という人がありました。能登国(現在の石川県)の人です。俗姓を紀氏といいました。十一歳で初めて比叡山に登り、西塔(さいとう、エリアの名)の勝蓮花院(しょうれんげいん)の空日律師という人を師...
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巻十三第二話 洞窟で仙人に出会った話

巻13第2話 籠葛川僧値比良山持経仙語 第二 今は昔、葛川(かつらがわ。現在の大津市葛川)というところに籠って修行する僧がありました。穀物を断って野菜のみを食べ、勤勉に通って数カ月が過ぎた頃、気高い僧が夢に現れて告げました。「比良山(琵琶...
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巻十三第一話 深山で聖人と異形を見た話

巻13第1話 修行僧義睿値大峰持経仙語 第一 今は昔、仏の道を修行する僧がありました。名を義睿(ぎえい)といいます。多くの山を廻り、海を渡り、さまざまな国々に行き、所々の霊験に参りました。 熊野に詣で、大峰山を通って、金峰山に出ましたが...
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