巻十三巻十三第二十六話 盲目の女人の眼が見えるようになった話 巻13第26話 筑前国女誦法花開盲語 第廿六 今は昔、筑前国(福岡県)に、太宰府の役人がいました。その妻の女人は、両眼とも失明して、はっきりとものを見ることが適いませんでした。そのため、女人はいつも涙を流しては、とても嘆き悲しんでいました... 2026.06.08巻十三
巻十三巻十三第二十五話 島に住む長生の聖人の話 巻13第25話 周防国基灯聖人誦法花経語 第廿五 今は昔、周防国大島の郡(山口県大島郡)に、基灯(きとう)という聖人がありました。若くして法華経を受け学び、日夜問わず読誦して、自分の身命も惜しまず、日々三十部以上を誦し、およそ怠けるという... 2026.06.05巻十三
巻十三巻十三第二十四話 生涯を旅に過ごした聖人の話 巻13第24話 一宿聖人行空誦法花語 第廿四 今は昔、世に一宿の聖人と呼ばれる僧がありました。名を行空といいました。年若い時より法華経を受け学んで、昼に六部、夜に六部、合わせて一日に十二部を誦することを欠かしませんでした。 出家した後は... 2026.05.27巻十三
巻十三巻十三第二十三話 僧に仕えた二人の童子の話 巻13第23話 仏蓮聖人誦法花順護法語 第廿三 今は昔、仏蓮という僧がありました。もとは安祥寺の僧でした。幼い時より法華経を受けて学び、昼夜問わず読誦して仏道を修行しました。盛りの年(青壮年期)になると、越後国古志の郡(新潟県長岡市)、国... 2026.05.20巻十三
巻十三巻十三第二十二話 虫に自分を喰わせた僧の話 巻13第22話 筑前国僧蓮照身令食諸虫語 第廿二 今は昔、筑前国(福岡県)に、蓮照という僧がありました。年若い頃から法華経を受けて学び、昼夜問わず読誦して、他心はありませんでした。また、道心深く、人を哀れむ心はとても広いものでした。裸の人... 2026.05.16巻十三
巻十三巻十三第二十一話 数々の霊験に護られた僧の話 巻13第21話 比叡山僧長円誦法花施霊験語 第廿一 今は昔、比叡山に長円という僧がありました。もとは筑紫国(京都府・兵庫県)の出身で、幼いときに故郷を出て比叡山に登り、出家して法華経を習って昼も夜も読誦していました。また、不動尊(不動明王... 2026.05.09巻十三
巻十三巻十三第二十話 馬泥棒に間違えられた男の話 巻13第20話 石山好尊聖人誦法花免難語 第二十 今は昔、石山(滋賀県大津市)に好尊という僧がいました。年若い頃より、法華経を習い、日夜読誦していました。また、真言もよく習って、修行を怠りませんでした。 ある時、縁あって丹波国(京都府・... 2026.05.07巻十三
巻十三巻十三第十九話 法華経に命を助けられた話 巻13第19話 平願持経者誦法花経免死語 第十九 今は昔、平願持経者という僧がありました。書写山の性空聖人の弟子です。性空聖人の死後、書写山に籠って、長年法華経を読誦していました。 ある日、突然大風が吹いてきて、平願の居た房を吹き倒しま... 2026.05.02巻十三
巻十三巻十三第十八話 住職を待ち続けた盲目の僧の話 巻13第18話 信濃国盲僧誦法花開両眼語 第十八 今は昔、信濃国(長野県)に、両眼の視力を失った僧がいました。名を妙昭といいます。盲目ではあるものの、日夜に法華経を読誦していました。 さて、妙昭は七月十五日に金皷(こんぐ、解説参照)を打... 2026.04.25巻十三
巻十三巻十三第十七話 経を聞く洞窟の毒蛇の話 巻13第17話 雲浄持経者誦法花免蛇難語 第十七 今は昔、雲浄という持経者がいました。年若い頃より日夜法華経を読誦して、年月を重ねていました。 ある時、「諸国を訪ね、その場所の霊験あらたかなところを拝もう」と思って熊野へ詣でたところ、志... 2026.04.22巻十三
巻十三巻十三第十六話 八幡に祈った僧の話 巻13第16話 比叡山僧光日読誦法花語 第十六 今は昔、比叡山の東塔(エリアの名)の千手院というところに、光日という僧が住していました。幼くして比叡山に登り、出家して師について法華経を授かり学ぼうとしましたが、愚かでものの道理が分からない... 2026.04.18巻十三
巻十三巻十三第十五話 愛宕山で往生した僧の話 巻13第15話 東大寺僧仁鏡読誦法花語 第十五 今は昔、東大寺に仁鏡という僧がいました。その父母は初めの頃、寺の近辺に住んでいました。子を中々授からなかったので、子を授かりたいと請い願って、その寺の鎮守(手向山八幡宮か)に祈請して言いまし... 2026.04.18巻十三
巻十三巻十三第十四話 俗人が浄土に生まれた話 巻13第14話 加賀国翁和尚誦法花経語 第十四 今は昔、加賀国(石川県)に翁和尚という人がいました。正直な人で、長年、自分の心に背いて人に媚びたり、よこしまなことを考えることがありませんでした。昼も夜も、おきふし法華経を読誦して、他のこと... 2026.04.13巻十三
巻十三巻十三第十三話 閻魔の依頼を受けた僧の話 巻13第13話 出羽国龍花寺妙達和尚語 第十三 今は昔、出羽国(山形県)に龍花寺(善寶寺の前身)という寺がありました。その寺に妙達和尚という僧が住していました。その寺の住職です。清廉潔白、心根の真っ直ぐな人でした。また、常に法華経を読誦し... 2026.04.08巻十三
巻十三巻十三第十二話 岩になった尼が男を見て愛欲にとらわれた話 巻13第12話 長楽寺僧於山見入定尼語 第十二 今は昔、京の東山に長楽寺という寺がありました。そこで仏道を修行する僧がいました。花を摘んで仏にお供えしようと山深くに入り、あちらの峰、こちらの谷と歩いているうちに日が暮れてしまったので、樹の... 2026.04.02巻十三