巻十三巻十三第十五話 愛宕山で往生した僧の話 巻13第15話 東大寺僧仁鏡読誦法花語 第十五 今は昔、東大寺に仁鏡という僧がいました。その父母は初めの頃、寺の近辺に住んでいました。子を中々授からなかったので、子を授かりたいと請い願って、その寺の鎮守(手向山八幡宮か)に祈請して言いまし... 2026.04.18巻十三
巻九巻九第三十三話 死人に金を返す話 巻9第33話 震旦大史令傅奕行冥途語 第卅三 今は昔、震旦の唐の時代に大史令(たいしりょう)として、傅奕(ふやく)という人がありました。太原の人です。隋の末のころ、扶風(ふふう)について学び、幼少時から博識でした。天文・暦数をよく知り、聡... 2026.04.18巻九
巻三十一(全)巻三十一第三十四話 陰部に箸を突き立てられた姫の話 巻31第34話 大和国箸墓本縁語 第卅四 今は昔、□□天皇と申し上げる帝に一人の皇女がいらっしゃいました。 姿形がまことに美しかったので、天皇も母后も、お可愛がりになり、大事にお育てしていました。 この皇女はまだ未婚でおられましたが、... 2026.04.14巻三十一(全)
巻十三巻十三第十四話 俗人が浄土に生まれた話 巻13第14話 加賀国翁和尚誦法花経語 第十四 今は昔、加賀国(石川県)に翁和尚という人がいました。正直な人で、長年、自分の心に背いて人に媚びたり、よこしまなことを考えることがありませんでした。昼も夜も、おきふし法華経を読誦して、他のこと... 2026.04.13巻十三
巻十二巻十二第二十七話 魚が経に変わった話 巻12第27話 魚化成法花経語 第廿七 今は昔、大和国(奈良県)の吉野山に山寺がありました。海部峰(あまべのみね)といいます。阿倍の天皇(正確な名は不明)の御代に僧がありました。かの山寺に年来住し、清浄に仏の道を行っておりました。 ある... 2026.04.09巻十二
巻十三巻十三第十三話 閻魔の依頼を受けた僧の話 巻13第13話 出羽国龍花寺妙達和尚語 第十三 今は昔、出羽国(山形県)に龍花寺(善寶寺の前身)という寺がありました。その寺に妙達和尚という僧が住していました。その寺の住職です。清廉潔白、心根の真っ直ぐな人でした。また、常に法華経を読誦し... 2026.04.08巻十三
巻十九巻十九第四十一話 赤子を谷底に落とした母の話 巻19第41話 参清水女子落入前谷不死語 第四十一 今は昔、いつごろのことでしょうか、清水寺に参詣した女が、幼い子を抱いて、御堂の前(清水の舞台)の谷をのぞきこんでいました。どういうわけか児を取り落とし、児は谷に落ちていきました。 はる... 2026.04.02巻十九
巻十三巻十三第十二話 岩になった尼が男を見て愛欲にとらわれた話 巻13第12話 長楽寺僧於山見入定尼語 第十二 今は昔、京の東山に長楽寺という寺がありました。そこで仏道を修行する僧がいました。花を摘んで仏にお供えしようと山深くに入り、あちらの峰、こちらの谷と歩いているうちに日が暮れてしまったので、樹の... 2026.04.02巻十三
巻九巻九第三十二話 肉体を離れさまよった医師の話 巻9第32話 侍御史孫逈璞依冥途使錯従途帰語 第卅二 今は昔、震旦の唐の時代に、侍御史(侍医)として、孫逈璞(そんけいはく)という人がありました。済州の人です。貞観十三年(639年)、天子の行幸にしたがって九成宮に出かけました。三善谷に住... 2026.03.31巻九
巻十三巻十三第十一話 舌だけが生きる骸骨の話 巻13第11話 一叡持経者聞屍骸読誦音語 第十一 今は昔、一叡という持経者がありました。幼いときから法華経を受持し、昼も夜も読誦して年久しくなりました。 ある時、一叡は志を持って熊野へ詣でようとし、宍背山というところで野宿しました。夜に... 2026.03.31巻十三
English26-20 The Story of the Dog That Died Locked in a Bite with a Young Girl Once upon a time, there was a man who lived in a certain province and district. In his household there was a servant gir... 2026.03.26English
巻十三巻十三第十話 何度も監獄に入り法華経を読誦した聖人の話 巻13第10話 春朝持経者顕経験語 第十 今は昔、春朝という持経者がありました。昼も夜も法華経を読誦し、決まった住処を持たず、様々なところを流れ歩いては、ただ法華経を読誦していました。また、人を哀れむ心が大きく、人が苦しんでいるのを見ると... 2026.03.26巻十三
巻十二巻十二第二十六話 経箱がのびて経がすっぽり収まった話 巻12第26話 奉入法華経筥自然延語 第廿六 今は昔、聖武天皇の御代に、山城の国相楽の郡(京都府木津川市)にひとりの人がありました。願を発し父母の恩に報いるため、法華経を書写しました。 供養の後、経を納めるために、遠くにも近くにも白檀・... 2026.03.19巻十二
巻十三巻十三第九話 経巻が躍り上がった話 巻13第9話 理満持経者顕経験語 第九 今は昔、理満という法華経の持者がいました。河内国(大阪府東部)の人です。吉野山の日蔵上人の弟子でした。道心を発し始めた頃は、日蔵上人に随い、連れ添って、師の心に背くこともありませんでした。 さて、... 2026.03.19巻十三
巻三十一(全)巻三十一第三十三話 空に去っていった娘の話(かぐや姫の物語) 巻31第33話 竹取翁見付女児養語 第卅三 今は昔、ひとりのおじいさんがおりました。竹を取って籠をつくり、それを売って生活していました。 おじいさんがいつものように籠をつくろうと竹の林に入っていくと、光る竹がありました。竹の節の中には、三寸... 2018.11.22巻三十一(全)