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31-14 Monks traveling through the lands of Shikoku wander into a strange place and are transformed into horses

Once upon a time, three monks doing their ascetic training were traveling by foot along the old Shikoku pilgrimage route...
巻三十一

巻三十一第十四話 馬に変えられた修行者の話

巻31第14話 通四国辺地僧行不知所被打成馬語 第十四 今は昔、仏の道を修行する僧が三人、四国の辺地(伊予・讃岐・阿波・土佐)の海辺を廻ることがありました。僧たちはそこを廻っているうち、思いがけず山に入りました。深山に迷い、ただ海辺に...
巻二十四(全)

巻二十四第五十四話 好色漢の親王と身持ちの堅い女の話

巻24第54話 陽成院之御子元良親王読和歌語 今は昔、陽成天皇の御子に元良親王(もとよしのしんのう)と申す方がおられました。 たいそうな色好みでいらっしゃったので、当時の女で美人の聞こえある者には、すでに会ったことのある者であろうとなか...
巻二十六

巻二十六第十三話 貧しい家に銀を見つけ豊かになった人の話

巻26第13話 兵衛佐上緌主於西八条見得銀語 第十三 今は昔、兵衛佐の□という人がありました。冠の上緌(上緒、あげお)が長かったので、世間の人は上緌の主と呼んでいました。 西八条の大路と京極の大路が交差するあたりの畑の中に、貧しい小家が...
巻十一(全)

巻十一第三十八話 観音より子をさずかった夫婦の話

巻11第38話 義淵僧正始造龍蓋寺語 第卅八 今は昔、天智天皇の御代に、義淵僧正という人がありました。俗姓は阿刀の氏。化生(人ならぬ者)の人です。 父母は大和国高市の郡(奈良県高市郡)の天津守の郷に長いこと住んでいましたが、子がありませ...
巻十一(全)

巻十一第三十七話 龍門寺を建てた話(欠話)

巻11第37話 □始建龍門寺語 第卅七(欠文) 【解説】草野真一 吉野の龍門山は古くから神仙境とされ、女の色香に惑って能力を失った久米仙人は龍門寺で修行している(巻11第24話)。 一時は数々の堂宇を備えた大寺として栄えたが、次第に勢力...
巻二十四(全)

巻二十四第五十三話 大中臣輔親、ほととぎすを詠む

巻24第53話 祭主大中臣輔親郭公読和歌語 第五十三 今は昔、御堂殿(みどうどの・藤原道長)がまだ大納言で一条殿(妻・倫子の父、源雅信邸)に住んでおられたときのこと。 ときは四月初めのころ、日暮れ方になったので男たちを呼び、 「御格子...
巻十四

巻十四第八話 地獄に母をさがした三人の子の話

巻14第8話 越中国書生妻死堕立山地獄語 第八 今は昔、越中の国(富山県)に書生(書記官)がありました。三人の男子があり、毎日国府(国司の役所)に出かけて公事を勤めておりました。 あるとき、書生の妻がとつぜん病にかかり、何日かわずらって...
巻十一(全)

巻十一第三十六話 山の頂に五色の雲を見た話(信貴山縁起)

巻11第36話 修行僧明練始建信貴山語 第卅六 今は昔、仏道を修行する僧がありました。名を明練(命蓮)といいます。常陸の国(茨城県)の人です。心に深く仏の道を願って、故郷の国を捨て、霊験で名高い地を転々として修行するうち、大和国(奈良県)...
巻二十六

巻二十六第十二話 能登の浜辺に宝が流れ着いた話

巻26第12話 能登国鳳至孫得帯語 第十二 今は昔、能登国鳳至郡(石川県鳳珠郡)に、鳳至(ふげし)の孫だといって、そこに住む者がありました。貧しく、不便しているとき、怪(変異の予兆)があったので、陰陽師にその吉凶を占ってもらいました。 ...
巻九

巻九第三話 血を流す母の木像と殺された隣人の話

巻9第3話 震旦丁蘭造木母致孝養語 第三 今は昔、震旦(中国)の漢の時代、河内(河南省)に丁蘭という人がありました。幼少のとき、母をなくしました。 十五歳になるとき、丁蘭は母のすがたを恋い、工人に母の木像をつくらせました。帳(とばり)の...
巻十一(全)

巻十一第三十五話 馬が見つけた毘沙門天(鞍馬寺の由来)

巻11第35話 藤原伊勢人始建鞍馬寺語 第卅五 今は昔、桓武天皇の御代に、従四位の藤原伊勢人という人がありました。心は賢く智恵深い人でした。 そのころ、天皇は東寺を建造されていました。伊勢人はその行事(造営責任者)でしたが、心の中では思...
巻十九

巻十九第三十二話 平維叙、神に恩返しをされる

今は昔、陸奥守(むつのかみ・現在の東北地方の国司)平維叙(たいらのこれのぶ)という者がいました。貞盛朝臣(さだもりのあそん・平将門を誅殺した勲功者)の子であります。任国にはじめて下り、神拝(じんぱい・新任国司の行事)ということをしようと、...
巻十九

巻十九第二十七話 児よりも母を助けた話

巻19第27話 住河辺僧値洪水棄子助母語 第廿七 今は昔、高潮が上がって、淀川の水かさが増し、河辺の多くの人の家が流れました時に、年のほど五、六歳くらいで、色白く見た目も端正な、気配りもしっかりできる男の子をもって、片時も身も離さず可愛が...
巻十九

巻十九第二十六話 下野公助、父に打たれても逃げなかった話

巻19第26話 下野公助為父敦行被打不逃語 第廿六 今は昔、右近の馬場で手番(てつがい・射手を左右に分けて二人一組で勝負を競う。五月の節句の宮中行事)が行われたとき、中将・大将たちが馬場で着座していました。 その日、下野公助(し...
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