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4-24 A Great Buddhist Philosopher Nagarjuna Became an Invisible Man and Raped Many Queens

Konjaku Monogatari Volume 4 episode 24th Once upon a time, there was a Buddhist philosopher, Nagarjuna, in India. He was...
巻二十

巻二十第一話 天狗が海に不思議な音を聞いた話

巻20第1話 天竺天狗聞海水音渡此朝語 第一 今は昔、天竺(インド)に天狗がおりました。 天竺より震旦(中国)へと渡る道に、海の水が 「諸行無常。是法滅法。生滅々已。寂滅為楽。」 と鳴るところがありました。 天狗はこれを聞いて大い...
巻一(全)

巻一第三話③ 死を知った。どう生きるか考えた(釈迦伝06)

巻1第3話 悉達太子在城受楽語 第三 (巻一第三話②より続く) そのころ、ひとりのバラモンの子がありました。名を憂陀夷(うだい)と申します。聡明で智恵に恵まれ、弁舌に長けていました。 王は彼を呼びこう言いました。 「太子は今世に...
巻一(全)

巻一第三話② 老いと病を知る(釈迦伝05)

巻1第3話 悉達太子在城受楽語 第三 (巻一第三話①より続く) あるとき、太子はたくさんの花が咲きほこり、泉が清々しくすずしく流れていると聞いて、「外に出てみよう」と考えました。太子は侍女を遣わし、これを王に願い出ました。 「城に...
巻一(全)

巻一第三話① 王子は女に興味を示さなかった(釈迦伝04) 

巻1第3話 悉達太子在城受楽語 第三 今は昔、浄飯王の子・悉達太子(しっだたいし、シッダールタ王子)は、十七歳になりました。父王は大臣を集め、宣言しました。 「太子はすでに大人になった。后をめとってやろう。誰か、これはという娘を知る者はある...
巻七

巻七第三話 邪教を崇める老母が天界に転生した話

巻7第3話 震旦豫州神母聞般若生天語 第三 今は昔、震旦の予州にひとりの老母がおりました。若い頃から因果の理法を否定する邪見の持ち主で、鬼神を崇める邪教を深く信仰し、仏法には目を向けようともしませんでした。仏法を嫌うあまりに寺や塔には...
巻一(全)

巻一第二話② シッダールタ「目的を達成した人」と名づけられた(釈迦伝03)

巻1第2話 釈迦如来人界生給語 第二 (巻一第二話①より続く) 摩訶那摩(まかなま)という大臣が大王のもとに参り、太子が生まれたことを伝えました。さまざまな希有があったことも申し上げました。 王は驚きつつ園に入りました。一人の女官が太子を抱...
巻一(全)

巻一第二話① 花園で生まれた太子の話(釈迦伝02)

今は昔、釈迦如来の母、摩耶夫人は、彼女の父の善覚長者と共に、春のはじめ二月八日に、嵐毗尼(ルンビニ)園に無憂樹(ムウジュ)を見に行きました。夫人は園に到着すると、宝の車より降りました。たくさんの美しい瓔珞(ネックレスや腕輪などの装飾品)をつ...
巻五(全)

巻五第六話 王の五百の卵が初めて父母を知る話

巻5第6話 般沙羅王五百卵初知父母語 第六 今は昔、天竺の般沙羅(はんしゃら)国に大王があり、その名を般沙羅王といいました。その后は五百の卵を産みました。大王はそれを見て奇妙に思いました。后もそれを恥ずかしく思い、小さな箱に入れて使いによ...
巻一(全)

巻一第一話 王妃が白象の夢を見て懐妊した話(釈迦伝01)

巻1第1話 釈迦如来人界宿給語 第一 今は昔、釈迦如来がまだ仏になっていないころは、釈迦菩薩といって、兜率天(とそつてん)の内院というところに住んでいました。 「閻浮提(人間界)に生まれよう」と考えはじめたとき、五衰が現れはじめました。五衰...
巻四(全)

巻四第十三話 船を海中にひきずりこんだ竜王の話

巻4第13話 天竺人於海中値悪竜人依比丘教免害語 第十三 今は昔、天竺の人は、道を行く時は必ず比丘(僧)をつれていたといいます。仏法の加護があるためです。 昔、ある人が商いのために船に乗り、海に出ました。にわかに悪風が吹いて、船を海の...
巻五(全)

巻五第五話 国王が山へ狩りに行き、鹿母夫人を后にする話

巻5第5話 国王入山狩鹿母夫人為后語 第五 今は昔、インドの波羅奈(はらな)という国の都から遠くない位置に、聖所遊居(しょうしょゆこ)と呼ばれる山がありました。その山には二人の仙人があり、一人は南の岳に、もう一人は北の岳に住んでいました。...
巻四(全)

巻四第十二話 いつわりの託宣をした神官の話

巻4第12話 羅漢比丘教国王太子死語 第十二 今は昔、天竺に小国がありました。その国では神のみを信じて、仏法を信じませんでした。 国王には、一人の皇子がありました。王は他に子がありませんでしたから、皇子をまるで宝石を愛でるように愛しました...
巻四(全)

巻四第十一話 打たれた児と南海のコウモリの話

巻4第11話 天竺羅漢比丘値山人打子語 第十一 今は昔、天竺に羅漢(聖者)の僧がありました。ある日、羅漢はひとりの山人(木こりなどして山で生活する人)と出会いました。山人は幼い童子をつれていて、ムチで打ち、哭(な)かせていました。 羅漢...
今昔物語集について

貨幣経済、ボランティア、テクノロジーそして千年の心

『今昔物語集』が書かれた時期は、貨幣経済がほとんどなかった時代です。 このテーマは歴史学者・網野善彦の著書にくりかえし出てきます。 じゃあ下の話はどう説明つけんのさと食ってかかりたくなりますが、当時は文盲率が驚くほど高かったですから...
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