巻十四

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巻十四第三話 蛇になった女と焼き殺された男の話(安珍と清姫の物語)

巻14第3話 紀伊国道成寺僧写法花救蛇語 第三 今は昔、熊野に向かう二人の僧がありました。一人は老僧、もう一人は若く、容姿端麗でした。牟婁(むろ)の郡(和歌山県)で、ある家に泊まりました。 家主は若い寡婦...
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巻十四第二話 殺し合い続けた鼠と蛇の話

巻14第2話 信濃守為蛇鼠写法花救苦語 第二 今は昔、信濃守の□という人がありました。 任国の信濃(長野県)の任期を終えて、京ににのぼるとき、大きな蛇がお供についてきました。一行がとどまると蛇もとどまり、薮の中におりました。昼は、前にな...
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巻十四第一話 誰も知らない蓄えがあったため蛇になった律師の話

巻14第1話 為救無空律師枇杷大臣写法花語 第一 今は昔、比叡の山に無空律師という人がありました。幼くして山に入り、出家して後は、戒を破ることはありませんでした。心は正直であり、道心が深かったので、僧綱の位にまでなりましたが、ついに現世の...
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