巻十三巻十三第二十一話 数々の霊験に護られた僧の話 巻13第21話 比叡山僧長円誦法花施霊験語 第廿一 今は昔、比叡山に長円という僧がありました。もとは筑紫国(京都府・兵庫県)の出身で、幼いときに故郷を出て比叡山に登り、出家して法華経を習って昼も夜も読誦していました。また、不動尊(不動明王... 2026.05.09巻十三
巻十三巻十三第二十話 馬泥棒に間違えられた男の話 巻13第20話 石山好尊聖人誦法花免難語 第二十 今は昔、石山(滋賀県大津市)に好尊という僧がいました。年若い頃より、法華経を習い、日夜読誦していました。また、真言もよく習って、修行を怠りませんでした。 ある時、縁あって丹波国(京都府・... 2026.05.07巻十三
巻十二巻十二第二十八話 鬼に追われ墓に隠れた男の話 巻12第28話 肥後国書生免羅刹難語 第廿八 今は昔、肥後国(熊本県)に書生(書記官)がありました。朝から暮れまで役所で仕事をして長年を過ごしていましたが、ある日、急ぐ事があって、早朝に家を出て役所に参りました。従者をつけず、ひとりで馬に... 2026.05.04巻十二
巻十三巻十三第十九話 法華経に命を助けられた話 巻13第19話 平願持経者誦法花経免死語 第十九 今は昔、平願持経者という僧がありました。書写山の性空聖人の弟子です。性空聖人の死後、書写山に籠って、長年法華経を読誦していました。 ある日、突然大風が吹いてきて、平願の居た房を吹き倒しま... 2026.05.02巻十三
巻三巻三第二十七話 父王を殺した阿闍世王の話 巻3第27話 阿闍世王殺父王語 第(廿七) 今は昔、天竺で、阿闍世王(あじゃせおう、アジャータシャトル)は提婆達多(だいばだった、デーヴァダッタ)と親しく交わり、たがいの発言を誠の言葉と信じておりました。提婆達多は阿闍世に語りました。 ... 2026.04.27巻三
巻十三巻十三第十八話 住職を待ち続けた盲目の僧の話 巻13第18話 信濃国盲僧誦法花開両眼語 第十八 今は昔、信濃国(長野県)に、両眼の視力を失った僧がいました。名を妙昭といいます。盲目ではあるものの、日夜に法華経を読誦していました。 さて、妙昭は七月十五日に金皷(こんぐ、解説参照)を打... 2026.04.25巻十三
巻三十一(全)巻三十一第三十七話 巨大なコナラの木の話 巻31第37話 近江国栗太郡大柞語 今は昔、近江国栗太郡(おうみのくにくりもとのこおり、滋賀県大津市、草津市、栗東市)に大きな柞(ははそ・コナラ)の木が生えていました。 その周囲は五百尋(約909m)であります。 それゆえ、その木の高... 2026.04.25巻三十一(全)
巻十三巻十三第十七話 経を聞く洞窟の毒蛇の話 巻13第17話 雲浄持経者誦法花免蛇難語 第十七 今は昔、雲浄という持経者がいました。年若い頃より日夜法華経を読誦して、年月を重ねていました。 ある時、「諸国を訪ね、その場所の霊験あらたかなところを拝もう」と思って熊野へ詣でたところ、志... 2026.04.22巻十三
巻三十一(全)巻三十一第三十六話 鰐と鯉が戦った話 巻31第36話 近江国鯉与鰐戦語 第卅六 今は昔、近江国志賀郡古市郷(おうみのくにしがのこおりふるちのさと、滋賀県大津市)の東南に心見(しんみ)の瀬(せ)という瀬があります。 この郷の南のあたりに勢多川(せたがわ・瀬田川)が流れています... 2026.04.18巻三十一(全)
巻十三巻十三第十六話 八幡に祈った僧の話 巻13第16話 比叡山僧光日読誦法花語 第十六 今は昔、比叡山の東塔(エリアの名)の千手院というところに、光日という僧が住していました。幼くして比叡山に登り、出家して師について法華経を授かり学ぼうとしましたが、愚かでものの道理が分からない... 2026.04.18巻十三
English1-38 The Story of the Bandits Who Lost Their Eyes, Hands, and Feet Once upon a time, in the land of Śrāvastī in India, there were five hundred bandits. King Prasenajit captured them all a... 2026.04.18English
巻三十一(全)巻三十一第三十五話 元明天皇の御陵の話 巻31第35話 元明天皇陵点定恵和尚語 第卅五 今は昔、元明天皇(げんめいてんのう)が崩御されたとき、御陵(みささぎ)の地を定めるために、大織冠(だいしょくかん・藤原鎌足)のご長男・定恵和尚(じょうえわじょう)と申す方を指名して、大和国(... 2026.04.18巻三十一(全)
巻十三巻十三第十五話 愛宕山で往生した僧の話 巻13第15話 東大寺僧仁鏡読誦法花語 第十五 今は昔、東大寺に仁鏡という僧がいました。その父母は初めの頃、寺の近辺に住んでいました。子を中々授からなかったので、子を授かりたいと請い願って、その寺の鎮守(手向山八幡宮か)に祈請して言いまし... 2026.04.18巻十三
巻九巻九第三十三話 死人に金を返す話 巻9第33話 震旦大史令傅奕行冥途語 第卅三 今は昔、震旦の唐の時代に大史令(たいしりょう)として、傅奕(ふやく)という人がありました。太原の人です。隋の末のころ、扶風(ふふう)について学び、幼少時から博識でした。天文・暦数をよく知り、聡... 2026.04.18巻九
巻三十一(全)巻三十一第三十四話 陰部に箸を突き立てられた姫の話 巻31第34話 大和国箸墓本縁語 第卅四 今は昔、□□天皇と申し上げる帝に一人の皇女がいらっしゃいました。 姿形がまことに美しかったので、天皇も母后も、お可愛がりになり、大事にお育てしていました。 この皇女はまだ未婚でおられましたが、... 2026.04.14巻三十一(全)