巻三

巻三第三十話 最期に親子となった父子の話(ブッダの入滅③)

巻3第30話 仏入涅槃給時遇羅睺羅羅語 第(三十) 今は昔、仏(釈尊)が涅槃に入ろうとするとき、羅睺羅(らごら、ラーフラ。釈尊の子)は思いました。 「仏は涅槃に入ろうとしている。悲しくてとても堪えられない。私は他の世界に行こう。悲しみに...
巻十三

巻十三第三十三話 竜の遺言と友の僧の話

巻13第33話 竜聞法花読誦依持者語降雨死語 第卅三 今は昔、□天皇の御代に、大安寺の南に竜苑寺という寺がありました。その寺に一人の僧が住していました。長年法華経を読誦していました。また、経の意義を学び悟って、毎日一品(一章)を講じ、その...
巻三

巻三第二十九話 供物が国じゅうに満ちた話(ブッダの入滅②)

巻3第29話 仏入涅槃給時受純陀供養給語 第(廿九) 今は昔、仏が涅槃に入り給おうとするとき、その座に一人の優婆塞(在家信者)がありました。名を純陀(チュンダ)といいます。拘尸那城(クシナガラ)の鍛冶工の子です。 同職の者十五人と共に、...
巻三十一(全)

巻十三第三十二話 経を失う夢を見た話

巻13第32話 比叡山西塔僧法寿誦法花経語 第卅二 今は昔、比叡山の西塔(エリアの名)に、法寿という僧がありました。京の人です。天台座主(ざす。比叡山のリーダー)暹賀僧正(せんがそうず)の弟子でした。心根は真っ直ぐで、そのふるまいも貴いも...
English

3-27 King Ajatashatru Killed His Father

Once upon a time, in India, Prince Ajatashatru was a close companion of Devadatta, and each trusted the other's words co...
巻十三

巻十三第三十一話 死に際に忘れていた経を思い出した話

巻13第31話 備前国人出家誦法花経語 第卅一 今は昔、備前国(岡山県東南部~兵庫県赤穂市)に一人の沙弥(在家の修行者)がいました。長年この国に住んで妻子を伴い、世を渡っていましたが、何を思い得たのか、突然妻子を捨て、国を出て比叡山に登り...
巻十二

巻十二第三十話 大火で焼けなかった聖なる尼の経の話

巻12第30話 尼願西所持法花経不焼給語 第三十 今は昔、願西という尼がありました。横川の源信僧都の姉です。 この尼は、 もとより心が柔らかく暖かで、怒りや恨みを抱くことはありませんでした。女ではありますが、智恵をもち因果を知っていまし...
巻十三

巻十三第三十話 骨になっても経を誦し続けた僧の話

巻13第30話 比叡山僧広清髑髏誦法花語 第三十 今は昔、比叡山の東塔(エリアの名)に千手院というところがありました。そこに広清という僧が住んでいました。幼くして比叡山に登り、師に付き随って出家し、法華経を受け学んでその意義とことわりを悟...
巻十九

巻十九第四十三話 老女が乳を出し赤子を養った話

巻19第43話 貧女棄子取養女語 第四十三 今は昔、いつごろのことでしょうか、ある女御(天皇や身分の高い人の妾)の童(めしつかい)としてつかえていた女がありました。若いころは姿かたちが美麗で立ち居ふるまいも素晴らしく、多くの恋愛を経験しま...
巻十三

巻十三第二十九話 死後も経を誦し続けた僧の話

巻13第29話 比叡山僧明秀骸誦法花経語 第廿九 今は昔、比叡山の西塔(エリアの名)に明秀(みょうしゅう)という僧がありました。天台座主(ざす。比叡山のリーダー)の暹賀僧都(せんがそうず)という人の弟子です。幼くして比叡山に登って出家し、...
巻九

巻九第三十五話 殺された者が殺人者に報復する話

巻9第35話 震旦庾抱被殺曽氏報怨語 第卅五 今は昔、震旦(中国)の隋の時代に、庾抱(ゆほう)という人がいました。江南の名家の出身でした。幼いころから学問を学び、庾抱も兄とともに世間によく知られた人物でした。 ところが、大業九年(613...
巻十三

巻十三第二十八話 早口で経を誦する僧の話

巻13第28話 蓮長持経者誦法花得加護語 第廿八 今は昔、蓮長という僧がいました。桜井(奈良県桜井市)の長延聖人と昔共に修行していました。年若いときから法華経を受け学んで、昼夜問わず読誦して、懈怠(けだい。なまけおこたること)することはあ...
巻三

巻三第二十八話 釈迦が涅槃に入る前に告げた話(ブッダの入滅①)

巻3第28話 仏入涅槃告衆会給語 第(廿八) 今は昔、釈迦如来は四十余年の間、天上・人中において、一切衆生の為に種々の法を説き、教化したまいました。既に齢八十となり、毘舎離国(バイシャーリー)にて阿難(アーナンダ、釈迦の身の回りの世話をし...
巻十三

巻十三第二十七話 法華経の重要な章を定めた話

巻13第27話 比叡山僧玄常誦法花四要品語 第廿七 今は昔、比叡山に玄常という僧がありました。もとは京の人です。幼くして比叡山に登って出家し、師に随って仏法の道を学びましたが、とても賢く知恵があったため、その意義を弘く遍く知りました。また...
English

17-45 The Ascetic Who Had a Wet Dream About a Goddess Statue

Once upon a time, during the reign of Emperor Shōmu, there stood a clay statue of Kichijōten at Chinokami-dera in Izumi ...
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