巻二十二

巻二十二第七話 閑院の右大臣冬嗣の孫・高藤の恋

巻22第7話 高藤内大臣語 今は昔、閑院(かんいん)の右の大臣(おとど)と申す方がおいでになりました。御名を冬嗣(ふゆつぐ)と申し上げます。世間の評判もたいへんよく、生まれつき非常に賢い方でありましたが、若くしてお亡くなりになりました。 ...
巻一

巻一第十五話 母なくして子が生まれた話

巻1第15話 提何長者子自然太子語 第十五 今は昔、天竺に提何(だいか)長者という人がありました。提何夫妻は年老いていましたが、子がありませんでした。 提何は妻に語りました。 「天上の世界、そして人間の世界では子がある人こそ富める人だ...
巻二十

巻二十第五話 木から落ちた女天狗の話

巻20第5話 仁和寺成典僧正値尼天狗語 第五 今は昔、仁和寺に成典僧正という人がありました。俗姓は藤原氏であり、広沢の寛朝大僧正を師として真言の密法を受け、行法を怠ることがなかったので、僧正まで出世しました。 仁和寺の辰巳(東南)の方角...
巻一

巻一第十四話 仏教が伝わらない街を教化した話

巻1第14話 仏入婆羅門城教化給語 第十四 今は昔、婆羅門城(ばらもんじょう)には仏法が伝えられておらず、みなが外道(仏教以外の教え)を信じ、その典籍を学んでいました。仏は教化のため、城に入りました。 外道が説きました。 「城に狗曇沙...
巻三十

巻三十第一話 美女のウンコを食う話(芥川龍之介『好色』元話)

巻30第1話 平定文仮借本院侍従語 第一 今は昔、兵衛佐(ひょうえのすけ、天皇を守護する役職)平定文という人がありました。字(あざな)を平中といいます。品もよく家柄もよく、姿かたちも美しい人でした。人あたりもよく話もおもしろく、世のあらゆ...
巻一

巻一第十三話 仏が長者の家に行った話

巻1第13話 満財長者家仏行給語 第十三 今は昔、天竺に満財長者という人がいました。満財には息子がありました。また、須達(しゅだつ、祇園精舎を寄進した)長者という人がありました。須達には娘がありました。 満財が須達の家に行くと、端厳美麗...
巻二十

巻二十第四話 天狗を祭る僧侶が天皇を治癒した話

巻20第4話 祭天狗僧参内裏現被追語 第四 今は昔、円融院の天皇(円融天皇)が長らくわずらっていらっしゃったので、さまざまな御祈祷が修せられました。物の怪(もののけ)によるものと思われたので、験があると名高い僧を一人のこらず召して、祈祷を...
巻十七

巻十七第三話 背に矢を受けた地蔵の話

巻17第3話 地蔵菩薩変小僧形受箭語 第三 今は昔、近江の国(滋賀県)依智の郡賀野の村に、ふるい寺がありました。本尊は地蔵菩薩です。検非違使左衛門の尉(検察官のような役職、源義経と同じ)平諸道の先祖の氏寺でした。諸道の父は、勇猛な武士とし...
巻一

巻一第十二話 釈迦をワナにかける話

巻1第12話 仏勝蜜外道家行給語 第十二 今は昔、天竺に外道(仏教以外の信仰を持つ者)がありました。名を勝蜜といいます。「仏(釈尊)をなんとかして殺害しよう」と考え、はかりごとをめぐらせました。 「仏をお招きすることにしよう」 「やっ...
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31-33 Histoire du vieux coupeur de bambou et sa femme qui trouvèrent et élevèrent une enfant

Il était une fois un vieillard qui vivait au temps de l’empereur… . Il cueillait des bambous dont il confectionnait des ...