巻十三巻十三第六話 火をはいて七宝の塔を焼いた聖人の話 巻13第6話 摂津国多々院持経者語 第六 今は昔、摂津国豊島郡(てしまぐん)に、多々の院(兵庫県川西市多田院。解説参照)というところがありました。そこに一人の僧が住していました。山林に入り仏道を修行していました。また、法華経を日夜読誦... 2026.03.05巻十三
巻十二巻十二第二十五話 赤牛になった母の話 巻12第25話 伊賀国人母生牛来子家語 第廿五 今は昔、伊賀国山田郡(三重県伊賀市)噉代(はみしろ)の里に、高橋東人(あづまびと)という人がありました。家は大いに富み、飽きるほどの財に満ちていました。亡くなった母の恩に報じるため、心を発し... 2026.03.04巻十二
巻十三巻十三第五話 誰もいない部屋にたくさんの泣き声が聞こえた話 巻13第5話 摂津国菟原僧慶日語 第五 今は昔、摂津国(大阪府北中部と兵庫県南東部)に慶日という僧がありました。 幼くして比叡山に登り、出家して仏教(顕教と密教)の法文を学んでいましたが、不明なところはなく、また、外典(仏教経典以外の典... 2026.03.04巻十三
English20-23 The Holy Man Who Sought Rebirth in Paradise but Became a Small Snake Once upon a time, in the Yokawa area of Mount Hiei, there was a monk. He had awakened his religious heart and devoted hi... 2026.02.19English
巻十三巻十三第四話 女鬼に愛欲の心を起こした僧の話 巻13第4話 下野国僧住古仙洞語 第四 今は昔、下野国(現在の栃木県)に僧がいました。名を法空といいます。法隆寺に住み、顕密の法文を学びました。また、法華経を堅持し、昼に三部、夜に三部を読誦して、懈怠する(けだいする。なまけおこたる)こと... 2026.02.19巻十三
巻十九巻十九第三十九話 烏帽子が破れて命拾いした男の話 巻19第39話 美濃守侍五位遁急難存命語 第卅九 今は昔、美濃の守(岐阜県南部の地方官、都から派遣された)□という人がありました。その人に仕えている五位(官位)がありました。名を□といいます。心が正しくまっすぐで、因果を知り、十斎日には心... 2026.02.19巻十九
巻十三巻十三第三話 姿を消した仙人の話 巻13第3話 陽勝修苦行成仙人語 第三 今は昔、陽勝という人がありました。能登国(現在の石川県)の人です。俗姓を紀氏といいました。十一歳で初めて比叡山に登り、西塔(さいとう、エリアの名)の勝蓮花院(しょうれんげいん)の空日律師という人を師... 2026.02.19巻十三
巻三十一巻三十一第三十話 生きたまま墓に捨てられた女の話 巻31第30話 尾張守□□於鳥部野出人語 第三十 今は昔、尾張守□□という人がおりました。 その□にあたる女がいましたが、歌詠みとして知られており、気立てなどもたいそう優しく、定まった夫などもいませんでした。 尾張守はこの女を哀れんで... 2026.02.18巻三十一
巻十三巻十三第二話 洞窟で仙人に出会った話 巻13第2話 籠葛川僧値比良山持経仙語 第二 今は昔、葛川(かつらがわ。現在の大津市葛川)というところに籠って修行する僧がありました。穀物を断って野菜のみを食べ、勤勉に通って数カ月が過ぎた頃、気高い僧が夢に現れて告げました。「比良山(琵琶... 2026.02.18巻十三巻三十一
巻九巻九第三十話 あの世の王にスカウトされた男の話 巻9第30話 震旦魏郡馬生嘉運至冥途得活語 第三十 今は昔、中国の唐の時代、魏郡に馬嘉運(ばかうん)という者がいました。馬生と呼ばれていました。 貞観六年(632年)の正月、家にいた時のことです。日が暮れた頃に門を出ると、二人の男がそれ... 2026.02.14巻九
第十巻十第四十話 呑み友達をたたえた話 巻10第40話 利徳明徳興酒常行会語 第四十 今は昔、震旦の□の時代に、利徳・明徳という二人の酒呑みがいました。この二人は、三日と開けずに互いに行き来しては、酒を呑むことを常としていました。 ある時、利徳は耕すために家を出ていました。明... 2026.02.14第十
第十巻十第三十九話 白いカラスと角の生えた白馬を得た話 巻10第39話 燕丹令生馬角語 第卅九 今は昔、震旦の秦の時代に燕丹という人がありました。この人は、勇猛果敢で、聡明な人でした。 この人がまだ幼い時、国王(後の秦の始皇帝)に随って秦に向かいました。その後、「故郷に帰ろう」と思いましたが... 2026.02.08第十
English10-5 The Tale of a Beautiful Woman Taken to a Remote Land Once upon a time, during the reign of Emperor Yuan of the Han Dynasty in China (49 BC - 33 BC), the Emperor selected the... 2026.02.07English
第十巻十第三十八話 竜から財宝を得た猟師の話 巻10第38話 於海中二竜戦猟師射殺一竜得玉語 第卅八 今は昔、震旦に一人の猟師がいました。 海辺に山がせり出している所に行って、「鹿が来るのを待ち伏せして射よう」と隠れていました。ところが、海を見ると、二匹の竜が出てきました。一匹は青... 2026.02.04第十
巻十二巻十二第二十四話② 寺の復興と源信の話(関寺の不思議な牛②) 巻12第24話 関寺駈牛化迦葉仏語 第廿四 (①より続く) その後、この出来事は世間に広く伝わり、都中の人々で参詣しない者はいないと言われるほどになりました。 入道(出家)大相国(藤原道長)をはじめとして、公卿や殿上人に至るまで、参詣... 2026.01.31巻十二