巻四

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巻四第三話 大王が八万四千の后を殺した話

巻4第3話 阿育王殺后立八万四千塔語 第三 今は昔、天竺に、仏が涅槃に入って(入滅して)百年後、鉄輪聖王(てつりんじょうおう、解説参照)が生まれました。阿育王(あそかおう、アショーカ王)です。八万四千の后を持っていました。しかし、子はあり...
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巻四第二話 失われたおいしいごはんの話

巻4第2話 波斯匿王請羅睺羅語 第二 今は昔、天竺。仏が涅槃に入った後のことです。波斯匿王(はしのくおう、プラセーナジット王)は羅睺羅(らごら、ラーフラ。釈尊の息子にして弟子)を招き、百味の飲食で歓待しました。大王と后は、自ら手に取って食...
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巻四第一話 はじめての結集、阿難が批判された話

巻4第1話 阿難入法集堂語 第一 昔、天竺で、仏が涅槃に入った後、迦葉(大迦葉、だいかしょう、マハーカッサパ)尊者を上座として、千人の羅漢(聖者)が集まり大小乗の経の結集をおこないました。 阿難(あなん、アーナンダ。釈迦の身...
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巻四第四十一話 子を失った父親があの世に行った話

巻4第41話 恋子至閻魔王宮人語 第四十一 今は昔、天竺に比丘(僧)がありました。「羅漢(聖人)になろう」と思い修行していましたが、六十歳になっても羅漢になることができませんでした。とても歎き悲しみましたが、ついに力がおよびませんでした。...
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巻四第四十話 貧しく美しい娘と話さない太子の話

巻4第40話 天竺貧女書写法花経語 第四十 今は昔、天竺に女がありました。家が貧しく、財がないうえに、子もありませんでした。女は仏神に祈りました。 「せめて子をつくり、生きるたよりとしたい」 女はたちまち懐妊し、一人の女の子を産みまし...
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巻四第三十九話 弥勒像をつくった人の話

巻4第39話 末田地阿羅漢造弥勒語 第卅九 今は昔、北天竺の烏仗那国(うじょうなこく)の達麗羅川(だりらせん)に、寺がありました。金色に輝く十丈(30メートル)ほどの弥勒菩薩の木像がありました。仏が涅槃に入った(亡くなった)後に、末田地大...
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巻四第三十八話 貧しい人が大金持ちになった話

巻4第38話 天竺貧人得富貴語 第卅八 今は昔、天竺に一人の人がありました。身分の高い人でしたが、とても貧しく、生きていくことさえ困難でした。物乞いをして命をつないでいましたが、人はみな門を閉じ、彼を寄せつけませんでした。彼はとても歎き悲...
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巻四第三十七話 阿弥陀と呼ばれる魚、島に誰もいなくなる話

巻4第37話 執師子国渚寄大魚語 第卅七 今は昔、天竺の執師子国の西南、目がとどく範囲に、絶海の孤島がありました。500余の家が漁をして生活しており、仏法を知らなかったといいます。 あるとき、島に数千の大魚がやってきました。島の...
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巻四第三十六話 美しい鳥に乗って旅立った人々の話

巻4第36話 天竺安息国鸚鵡鳥語 第卅六 今は昔、天竺の安息国の人は仏法を知りませんでした。 この国に鸚鵡(オウム)という鳥が飛んできました。黄金の色をしていて、白いところや青いところもある美しい鳥です。しかも、この鳥は人間のよ...
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巻四第三十五話 子が死んでも動じない父母の話

巻4第35話 仏御弟子値田打翁語 第卅五 今は昔、天竺。 仏の御弟子である一人の比丘(僧侶)が歩いていました。 老人と若い男がふたり、荒地を耕しています。 比丘が「田を作っているのだろう」と思っていると、若い男が急に倒れ、死...