巻十九

巻十九第三十八話 大風で比叡山の大鐘が落ちた話

巻19第38話 比叡山大鐘為風被吹辷語 第卅八 今は昔、比叡山の東塔(エリアの名)に、大鐘がありました。鐘の周囲は八尺(約2.4メートル)ほどもありました。 永祚(えいそ)元年(989年)己丑 (つちのとうし)八月十三日、大風が吹いて、...
第十

巻十第三十六話 血ぬられた塔の話

巻10第36話 嫗毎日見卒堵婆付血語 第卅六 今は昔、震旦の□の時代に、□州というところに大きな山がありました。その山の頂に卒堵婆(塔)がたっていました。そしてその山の麓に一人の老婆が住んでいました。齢八十ばかりの人でした。 その老婆は...
第十

巻十第三十五話 塔の上に置き去りにされた石工の話

巻10第35話 国王造百丈石卒堵婆擬殺工語 第卅五 今は昔、震旦の□の時代に、百丈(約300メートル)の石の卒堵婆(塔、解説参照)を造る石工がいました。 その時の国王が、その石工に命じて百丈の卒堵婆を造らせました。すっかり造り終わって思...
巻九

巻九第二十九話 冥土の使者を雇った人の話

巻9第29話 震旦京兆殷安仁免冥途使語 第廿九 今は昔、震旦の唐の時代、京兆(首都、長安)に、殷安仁という人がありました。家は大いに富み、ゆたかな財宝を持っていました。以前から慈門寺の僧に奉仕していました。 義寧(617~618)のはじ...
第十

巻十第三十四話 后を犯し、天狗になった聖人の話

巻10第34話 聖人犯后蒙国王咎成天狗語 第卅四 今は昔、震旦の□の時代に、□というところに、人里から遥かに遠く離れた深い山奥の谷に柴の庵を造り、戸を固く閉ざして人に知られることなく、長年修行をしている聖人がありました。この聖人はその修行...
巻三十一

巻三十一第二十八話 紫式部の弟・惟規の死

巻31第28話 藤原惟規於越中国死語 第廿八 今は昔、越中守(えっちゅうのかみ・現在の富山県の国司)藤原為善(ためよし、解説参照)という博士の子に、惟規(のぶのり)という者がいました。 為善が越中守になって任国に下ったとき、惟規は現職の...
English

28-39 The Tale of How the Reincarnation of a Tapeworm Dissolved and Vanished

Once upon a time, there was a woman who had a tapeworm (sunpaku) living inside her belly. She became the wife of a man n...
第十

巻十第三十三話 生贄の娘を后にした王の話

巻10第33話 立生贄国王止此平国語 第卅三 今は昔、震旦の周の時代に□という男がありました。また、震旦の北方には□という広大な国がありました。 この人がその国の王となり、さっそく国へと向かいました。国境を越えるとすぐ、王はその国の住人...
巻十二

巻十二第二十三話 空にただよう五色の光を見た話

巻12第23話 於法成寺薬師堂始例時日現瑞相語 第廿三 今は昔、入道大相国(藤原道長)が法成寺を建立した後、寺の東に、西向に子午の堂を造り、七仏薬師を安置して、万寿元年(1024年)六月二十六日に供養をおこないました。 堂ではじめて例時...
第十

巻十第三十二話 何度も王をあざむいた盗人の話

巻10第32話 震旦盗人入国王倉盗財殺父語 第卅二 今は昔、震旦の□の時代に、国王の財宝を保管する大きな蔵がありました。 その蔵に、財宝を盗もうと二人の盗人が入りました。この二人は親子でした。父親が蔵の中で財宝を取り出し、子は外に立って...
English

1-10 The Story of Devadatta Attempting to Harm the Buddha

Once upon a time, there was a man named Devadatta. He was a paternal cousin of the Buddha. Devadatta was the son of King...
English

17-2 The Tale of a Ruffian Mistaken for Jizo

Once upon a time, in the province of Owari (Aichi Prefecture), there lived a man who had entered the priesthood and take...
巻九

巻九第二十八話 冥府の裁きに抵抗した話

巻9第28話 震旦遂州総管孔恪修懺悔語 第廿八 今は昔、震旦の武徳年間(618~626)のはじめのころ、遂州総管府の記室参軍(軍の書記官)、孔恪(くかく)という人がありました。病にかかり、死にました。 一日たつと、生き返って言いました。...
第十

巻十第三十一話 敵の首にしるしをつけ帝となった太子の話

巻10第31話 二国互挑合戦語 第卅一 今は昔、震旦に二つの国がありました。一方を□といい、もう一方を□といいました。 この二つの国は常に険悪な仲で、互いに攻撃し合うことは数限りがありませんでした。どちらも、「今度こそは相手に打ち勝って...
巻十九

巻十九第三十七話 念仏し続けた檜皮葺の老人の話

巻19第37話 比叡山大智房檜皮葺語 第卅七 今は昔、比叡山の東塔(エリアの名)の東の谷に大智房という建物がありました。 その房の上の檜皮(ひはだ)が損じてきたので、房主の□内供という人が檜皮葺(ひはだふき)の職人を呼び、修...
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