第十巻十第二十二話 見知らぬ人の遺言に従った男の話 巻10第22話 宿駅人随遺言金副死人置得徳語 第廿二 今は昔、震旦の漢の時代、一人の人が他国へ行く途中で日が暮れてしまったので、ある宿駅に宿をとることにしました。そこには以前から泊まっていた病人がおりました。お互いに相手が誰かということは... 2025.11.12第十
English26-1 The Father Whose Child Was Carried Away by an Eagle Once upon a time, there was a man who lived in Nami District, Tajima Province (present-day Mikata District, Hyogo Prefec... 2025.11.08English
第十巻十第二十一話 夫の身代わりに殺された妻の話 巻10第21話 長安女代夫違枕為敵被殺語 第廿一 今は昔、震旦の唐の時代に、長安に一人の女がありました。美しい容貌の、正直な人でした。 この女には夫がありました。そしてこの夫には敵がいました。 その敵が夫を殺そうと夫婦の家へやってきま... 2025.11.04第十
巻三十一巻三十一第二十五話 豊前の大君の話 巻31第25話 豊前大君知世中作法語 第廿五 今は昔、□□天皇の御代に、豊前(とよさき)の大君(おおぎみ)という人がいました。 桓武天皇の第五皇子の御孫でありましたが、位は四位で官職は刑部卿(ぎょうぶきょう)兼大和守などでありました。 ... 2025.11.03巻三十一
第十巻十第二十話 亡友に恩を返した人の話 巻10第20話 直心季札釼懸徐君墓語 第二十 今は昔、震旦の周の時代に、季礼という人がいました。武芸に秀でており、真っ直ぐな心根の人でした。 この人が国王の命により、謀反を起こした者たちを討伐するために他州へ行こうとしていた時、突然大雨... 2025.10.30第十
第十巻十第十九話 割れた鏡が妻の不貞を知らせた話 巻10第19話 不信蘇規破鏡与妻遠行語 第十九 今は昔、震旦の□の時代に蘇規という人がいました。 この人が国王の勅使として遥か遠い国へ行くことになりました。そこで蘇規は妻に告げました。「私は国王の使いとして遥か遠い国へ行かねばなりません... 2025.10.27第十
巻九巻九第二十五話 首のない無数の鳥の話 巻9第25話 震旦隋代天女姜略好鷹感現報語 第廿五 今は昔、震旦の隋の時代、天水に姜略(きょうりゃく)という人がいました。 位は「鷹揚郎将(鷹をもちいた軍事教練を統括する役職)」であり、若いころから狩りを好み、鷹を放って鳥を捕らえること... 2025.10.27巻九
第十巻十第十八話 亡き妻の霊に打たれ死んだ男の話 巻10第18話 霍大将軍値死妻被打死語 第十八 今は昔、震旦の武帝の代に、霍(かく)大将軍という人がいました。勇猛さと知恵を兼ね備えた人であり、国王の御娘を妻としていました。 ところが、この妻が急死してしまいました。将軍は非常に嘆き悲し... 2025.10.23第十
巻三巻三第二十二話 まったく同じ姿の男が現れた話 巻3第22話 盧至長者語 第(廿二) 今は昔、天竺(インド)に一人の長者がありました。盧至(るし)といいます。慳貪(けち)の心が深く、妻の親戚や従者にも、かぎりなく惜しみました。 「ただひとり、人がいない静かなところで、思うまま飲食しよ... 2025.09.18巻三
第十巻十第十七話 虎を射ようとして岩を射った人の話 巻10第17話 李広箭射立似虎巌語 第十七 今は昔、震旦の漢の時代に、李広という人がいました。勇猛果敢な人で、特に弓術に勝れた腕を持っていました。 ある時、一匹の虎が李広の母を襲いました。このことを人から聞いた李広が驚き慌てて帰ってきて... 2025.10.20第十
巻十二巻十二第二十話 燃え上がる寺を鳩が護った話 巻12第20話 薬師寺食堂焼不焼金堂語 第二十 今は昔、□年□月□日の夜、薬師寺の食堂(じきどう)で火事が起こりました。火は南にむかっていたために、食堂の南にあった講堂・金堂はたちまち焼け落ちました。寺の僧たちはこれを悲しみ、泣く泣くわめ... 2025.10.17巻十二
第十巻十第十六話 十の太陽が天に現れた話 巻10第16話 養由天現十日時射落九日語 第十六 今は昔、震旦の周の時代に養由(ようゆう、楚の大夫で弓の名手)という人がいました。極めて勇猛果敢な人で、弓を射れば、どんな物にも的中させることは、掌を指すように軽々とやってのけます。そこで、... 2025.10.16第十
English3-18 The Saints Who Disguised Themselves as Novices Once upon a time, in the royal capital of India , it was customary not to perform offerings to the Three Treasures -Budd... 2025.10.15English
第十巻十第十五話 孔子が盗人を教え諭そうとして逃げ帰った話 巻10第15話 孔子為教盗跖行其家怖返語 第十五 今は昔、震旦の周の時代に、柳下恵という人がいました。世にも賢い人であると、重用されていました。 その人の弟に盗跖(とうせき)という人がいました。この人はある山の麓を根城として、乱暴な悪人... 2025.10.12第十
巻三十一巻三十一第二十四話 祇園が比叡山の末寺になった話 巻31第24話 祇薗成比叡山末寺語 第廿四 今は昔、祇園(祇園社、感神院。八坂神社の旧称)はもと山階寺(やましなでら・興福寺の別称)の末寺でありました。 その真東に比叡山の末寺の蓮花寺(れんげじ)という寺がありました。 さ... 2025.10.12巻三十一