ほんやくネット

巻十九

巻十九第三十二話 平維叙、神に恩返しをされる

今は昔、陸奥守(むつのかみ・現在の東北地方の国司)平維叙(たいらのこれのぶ)という者がいました。貞盛朝臣(さだもりのあそん・平将門を誅殺した勲功者)の子であります。任国にはじめて下り、神拝(じんぱい・新任国司の行事)ということをしようと、...
巻七(全)

巻七第四十八話 僧に弁護され生き返った男の話

巻7第48話 震旦華州張法義依懺悔得活語 第卌八 今は昔、震旦の華州の鄭県に、張の法義という人がいました。若い頃は貧に喘ぎ、礼法も知りませんでした。 貞観十年(636年)華山に入り、木を伐っていましたところ、ふと見ると岩窟に一人の僧がい...
English

31-3 The Tale of a Monk Who Killed a Girl to Avoid Committing Lustful Sin

Once upon a time, there lived a monk named Acharya Tankei. He was a disciple of the great priest Jikaku Daishi (Ennin). ...
巻七(全)

巻七第四十七話 生き返って肉を食い戒を犯した男の話

巻7第47話 震旦鄭師弁活持戒語 第卌七 今は昔、震旦の唐の時代に右監門兵曹参軍である、鄭の師弁という人がいました。まだ年若い頃に突然病にかかり、死んでしまいました。父母は泣き悲しみましたがどうすることもできず、あきらめざるを得ません...
巻十二

巻十二第十六話 仏に祈り難を逃れた罪人の話

巻12第16話 獦者依仏助免王難語 第十六 今は昔、聖武天皇の御代、神亀四年(717年)九月中旬、天皇は群臣とともに狩りに出られました。添上の郡山村(奈良市帯解)の山で、一匹の鹿を見ました。鹿は網見の里(奈良県天理市朝和)の百姓の家の中に...
巻七(全)

巻七第四十六話 地獄で親に会えなかった僧の話

巻7第46話 真寂寺僧恵如得閻魔王請語 第卌六 今は昔、震旦の長安の都に真寂寺という寺がありました。この寺に恵如禅師という僧が住んでいました。この人は若い頃から精魂込めて仏法を信仰し、いささかも怠ることなく仏道を修行していました。 ある...
巻九

巻九第二十話 鳥になって継母に復讐した子の話

巻9第20話 震旦周代臣伊尹子伯奇死成鳴報継母怨語 第二十 今は昔、震旦の周の代に、伊尹(いいん、尹吉甫)という大臣がありました。伯奇という男子が一人あり、端正で美しい姿をしておりました。伯奇の母が死んだ後、伊尹は後妻を迎え、伯奇の継母と...
巻七(全)

巻七第四十五話 岩の経蔵を造った人の話

巻7第45話 震旦幽州僧知菀造石経蔵納法問語 第卌五 今は昔、震旦の幽州というところに知菀(ちおん)という僧がいました。悟りの道に入り、仏道をもっぱらに学び、衆生を弘く救おうという誓願をたてていました。 随の大業の時代(605〜618年...
巻三十一

巻三十一第二十一話 能登国の鬼の寝屋島のこと

巻31第21話 能登国鬼寝屋島語 第廿一 今は昔、能登(のと・現在の石川県北部)の国の沖に寝屋(ねや)という島があります。その島では、河原に石がころがっているように無数に鮑(あわび)がとれるというので、この国に光の島という浦がありますが、...
English

4-8 The Saint Who Wept Before a False Buddha

Once upon a time,in the land of India, there lived an enlightened arhat (saint) named Upagupta. His way of benefiting ot...
巻七(全)

巻七第四十四話 氷の川をつきやぶって出た型破りな僧の話

巻7第44話 河東僧道英知法語 第卌四 今は昔、河東に道英という僧がいました。若い頃から禅行を怠りませんでしたが、身にまとう衣服などは全く気に掛けず、調えもしませんでした。 しかし、道英は物事の道理を判断するひろい智慧があり、経文に説か...
巻十九

巻十九第三十一話 ドクロと霊が恩を返す話

巻19第31話 髑髏報高麗僧道登恩語 第卅一 今は昔、高句麗(朝鮮半島の国)からこの朝(日本)に渡る僧がありました。名を道登といいます。元興寺に住みました。 「善根を積むため、宇治の橋をつくり渡そう」と考え、工事をはじめました。そのころ...
巻七(全)

巻七第四十三話 病の妻の庭に灯った不思議な火の話

巻7第43話 震旦陳公夫人豆盧氏誦金剛般若語 第卌三 今は昔、震旦に陳公の妻がいました。豆盧(とうろ、解説参照)の一族の人です。芮公寛(ぜいこうかん、豆盧寛)の姉でもありました。この人は、心に福を願って、常に金剛般若経を読誦していました。...
巻九

巻九第十九話 羊になった少女の話

巻九第十九話 震旦長安人女子死成羊告客語 第十九 今は昔、長安(唐、隋などの都)の習俗に、毎年、元日以降に飲食の席を儲けて近隣の者を招待するというものがありました。これは持ち回りになっていて、今年は東の市の筆工(筆づくりの職人)趙士の番に...
巻十二

巻十二第十五話 仏に助けられた貧しい女の話

巻12第15話 貧女依仏助得富貴語 第十五 今は昔、聖武天皇の御代に、奈良の都、大安寺の西の郷に、一人の女人がありました。とても貧しく、衣食を得る手だてもありませんでした。 女人はしっかりした心で考えました。 「大安寺の丈六(一丈六尺...
タイトルとURLをコピーしました