巻十二巻十二第十四話 洪水に流され生活をあらためた人の話 巻12第14話 紀伊国漂海依仏助存命語 第十四 今は昔、白壁の天皇(光仁天皇)の御代、紀伊の国日高の郡(和歌山県日高郡)に、紀麿という人がありました。因果の法(仏法)を信じず、三宝(仏法僧)を敬いませんでした。長く海辺に住み、網を持って海... 2025.04.22巻十二
巻七巻七第二十八話 観音に二度救われた人の話 巻7第28話 震旦中書令岑文本誦法花免難語 第廿八 今は昔、震旦の役人で中書の令であった、岑の文本(しんのぶんぽん)という人がいました。幼い頃より仏法を信仰し、いつも法華経の普門品を読誦していました。 この人が多くの従者を引き連れて船に... 2025.04.22巻七
巻二十八巻二十八第十話 高僧にぶっぱなした近衛舎人の恥ずかしい話 巻28第10話 近衛舎人秦武員鳴物語 第十 今は昔、左近の将曹であって、秦武員という近衛舎人がおりました。(その人が)禅林寺の僧正(前話にも登場)の御壇所(修行のために壇をしつらえた場所)におうかがいしたとき、僧正が中庭に呼びよせなさって... 2025.04.18巻二十八巻三十一
巻七巻七第二十七話 墓に咲いた蓮華の話 巻7第27話 震旦韋仲珪読誦法花経現瑞相語 第廿七 今は昔、震旦に韋の仲珪(いのちゅうけい)という人がいました。心根は正直で、父母に孝する心は最も深く、また兄弟を心から敬いましたので、郡里の人々は皆、仲珪をこの上なく可愛がっていました。 ... 2025.04.18巻七
巻二十八巻二十八第九話 新しいことわざができた話 巻28第9話 禅林寺上座助泥欠破子語 第九 今は昔、禅林寺の僧正がありました。名前を深禅と申します。この方は九条殿(藤原師輔)のご子息で非常に尊い行者でした。その弟子に徳大寺の賢尋という人がいました。 その人がまだ若かったこ... 2025.04.10巻二十八
English1-7 And He Became the Buddha (The Life of Gautama Buddha 14) Once upon a time, the demon tried various methods to obstruct the Bodhisattva (Siddhartha)’s attainment of enlightenment... 2025.04.09English
巻七巻七第二十六話 死んだ妻に出会った人の話 巻7第26話 震旦魏州刺史崔彦武知前生持法花語 第廿六 今は昔、震旦の隋の開皇の代(581年~600年)に、魏州の刺史(地方官)で、博陵郡の、崔の彦武という人がいました。 担当地域の見回りをしているとき、ある里に着くと、彦武は突然驚喜し... 2025.04.09巻七
巻十九巻十九第二十八話 地獄から母を救い出した子の話 巻19第28話 僧蓮円修不軽行救死母苦語 第廿八 今は昔、大和国宇陀郡(奈良県宇陀市)に安日寺という寺がありました。蓮円という僧がおりました。蓮円の母は邪見(よこしまな心)が深く、因果の理を理解しませんでした。 やがて年月が経ち、母は老... 2025.04.07巻十九巻三十一
巻七巻七第二十五話 文盲の癩病患者を弟子にした話 巻7第25話 震旦絳州僧徹誦法花経臨終現瑞相語 第廿五 今は昔、震旦の唐の高宗の代(649~683年)に、絳州(山西省)に一人の僧がいました。僧徹という名です。幼いときに出家し、慈悲心深く、仏法の修行に専念していました。また、人に哀れみの... 2025.04.07巻七
巻二十八巻二十八第八話 ヘンなあだ名をつけられた僧の話 巻28第8話 木寺基増依物咎付異名語 第八 今は昔、一条摂政殿(藤原伊尹)のお住まいになっていた桃園は、現在の世尊寺です。そこで摂政殿が、季の読経をなさる時に、比叡山延暦寺、三井寺、奈良のすぐれた学僧たちを選んで招請なさいましたので、皆参... 2025.04.04巻二十八
ProjectAIアニメをつくれる人に 今昔物語は世界を描く YouTubeチャンネルは、これで完成とは考えていません。 すべての動画に、このようなアニメーションを入れたいと考えているのです。 すこし前まで、これを実現するにはかなり大人数のスタッフを要しました。 しか... 2025.04.03Project
ProjectYouTubeチャンネル開設 YouTubeチャンネルを開設いたしました。 英語と日本語、同じ話の朗読をそれぞれあげています。 英語のほうは、ここで公開している英文テキストを読み上げソフトを使って処理しています。誤りを指摘できるほど英語に熟達しているわけではない... 2025.04.03Project
巻七巻七第二十四話 猿に経を講じた話 巻7第24話 恵明七巻分八座講法花経語 第廿四 今は昔、震旦に恵明という僧がいました。出身地も、出家前の俗姓も分かっていません。 智恵の並外れて明瞭な人でした。幾度となく仏法の真理を理解し、常に法華経を講じていました。 あるとき、山奥... 2025.04.03巻七
巻三十一巻三十一第十六話 見知らぬ島に流れ着いた話 巻31第16話 佐渡国人為風被吹寄不知島語 第十六 今は昔、佐渡国(さどのくに)に住む者が大勢で一艘の船に乗り、出かけたところ、沖合でにわかに南風が吹き出し、矢を射るように船を北の方に吹き流しました。 船の者たちは「もはやこれまで」と観... 2025.04.02巻三十一
English7-15 The Monk Who Broke His Vow by Engaging in Sexual Relations with a Female Demon Once upon a time, in a country near China, there was a mountain temple. A young monk lived there, and he made it his dai... 2025.03.21English