ほんやくネット

巻四

巻四第十話 心に仏を宿した僧の話

巻4第10話 天竺比丘僧沢観法性生浄土語 第十 今は昔、中天竺に比丘(僧)がありました。名を僧沢といいます。怠け心がとても強く、愚か者でした。比丘の姿をしていましたが、まともに修行したことがありません。経や真言もまったく知らず、ただ寺に住...
巻一

巻一第三十五話 伎楽で仏を供養した人たちの話

巻1第35話 舎衛城人以伎巻1第35話 舎衛城人以伎楽供養仏語 第卅五 今は昔、天竺の舎衛城(しゃえじょう、コーサラ国)に、着飾って伎楽をうたい、城を出て舞い踊る人たちがありました。 あるとき、仏が多くの弟子をつれて、乞食(托鉢)して城...
巻四

巻四第九話② 強盗に襲われた僧と狂人を装う僧の話

巻4第9話 天竺陀楼摩和尚行所々見僧行語 第九 (①より続く) 陀楼摩(だるま)和尚は山のふもとの人里に宿をとりました。 夜がふけたころ、叫び声が聞こえました。 「強盗だ! 強盗が私を殺そうとしている。年来貯えていた財宝は、みな奪わ...
巻四

巻四第九話① 碁を打つ老僧の話

巻4第9話 天竺陀楼摩和尚行所々見僧行語 第九 今は昔、陀楼摩(だるま)和尚という聖人がいらっしゃいました。天竺のすべての場所に赴き、あらゆる比丘(僧侶)のおこないを見て、世に伝えました。 ある大きな寺に詣でたときのことです。ある僧房で...
巻一

巻一第三十四話 乳を供養した牛の親子の話

巻1第34話 長者家牛乳供養仏語 第卅四 今は昔、天竺に一人の長者がありました。貪欲邪見、人に物を施す心がまったくありませんでした。年齢は九十余歳を迎え、死が近づいていました。 仏は慈悲の心から、彼を教化するために、三年門に立ちました。...
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サイトへの広告掲載(アフィリエイト)について

サイトでカネ儲けは違うだろう 2020年6月よりサイトへの広告掲載をはじめました。 いささかITには詳しいほうだという自負がありますから、当然のこと、この手は知っていました。 しかし、つい最近まで、サイトへの広告掲載はしませんでした。...
巻二十四

巻二十四第五十二話 大江匡衡、和琴を詠む

巻24第52話 大江匡衡和琴読和歌語 今は昔、式部大夫(しきぶのたいふ・式部省の次官)大江匡衡(おおえのまさひら)という人がいました。 まだ学生(がくしょう)であったころ、風雅の才はあったのですが、のっぽで怒り肩をしており、...
巻二十四

巻二十四第五十一話 大江匡衡の妻・赤染衛門、歌を詠む

巻24第51話 大江匡衡妻赤染読和歌語 今は昔、大江匡衡(おおえのまさひら)の妻は、赤染時望(あかぞめのときもち)という人の娘であります。 匡衡はこの妻に挙周(たかちか)を生ませたのです。 その挙周は、成長してから漢詩文の道に達してい...
巻二十

巻二十第十五話 牛を殺し地獄に堕ち蘇生した男の話

巻20第15話 摂津国殺牛人依放生力従冥途還語 第十五 今は昔、摂津国の東生の郡(大阪市東成区)撫凹(なくぼ)の村に住む人がありました。家は大いに富み、財豊かでした。 あるとき、その人は神のたたりを負いました。たたりを避けるため、毎年一...
巻五

巻五第二十一話 虎の威を借る狐の話

巻5第21話 天竺狐借虎威被責発菩提心語 第廿一 今は昔、天竺に山がありました。その山に、狐と虎がそれぞれ住んでいました。 狐は虎の威を借りて、ほかの獣たちをおどしていました。虎はこれを聞いて、狐のところに行きました。 「おまえはなぜ...
巻十七

巻十七第十三話 地蔵に命を助けられた水銀採掘者の話

巻17第13話 伊勢国人依地蔵助存命語 第十三 今は昔、伊勢国飯高の郡(三重県松阪市)に住んでいる男がありました。毎月二十四日(地蔵の縁日)には精進して戒を受け、地蔵菩薩を念じており、これを年来の勤めとしていました。 飯高の郡には、水銀...
巻四

巻四第八話 ニセの仏を拝み泣いた聖人の話

巻4第8話 優婆崛多降天魔語 第八 今は昔、天竺に、優婆崛多(うばくった、ウパグプタ)という悟りに至った羅漢(聖者)がありました。人を利益すること、仏のようでした。法を説き、多くの人を教化しました。その法を聞くと、皆が利益を得て、罪を滅し...
巻二十

巻二十第十四話 野干が人に化けて教えを請うた話(欠話)

巻20第14話 野干変人形請僧為講師語 第十四(欠文) 【解説】草野真一 野干(やかん)とは仏典においてはジャッカルを指すことも多かったようだが、日本では狐とされることが多かった。これは日本の話だから、狐のことと思われる。おもしろそ...
巻二十七

巻二十七第三十三話 闇夜に光るものが見えた話

巻27第33話 西京人見応天門上光物語 第卅三 今は昔、西の京(荒廃した地域)に住む家族がありました。父をなくし、年老いた母だけがありました。兄は侍として人につかえていました。弟は比叡山の僧でした。 母親が長く重病をわずらっていたため、...
巻二十

巻二十第十三話 普賢菩薩を射殺した猟師の話

巻20第13話 愛宕護山聖人被謀野猪語 第十三 今は昔、愛宕護(あたご)の山に久しく祈り続ける持経者の聖人がありました。法華経を受持し、他念なく祈り、坊の外に出ることはありませんでした。智恵を持たず、法文を知りませんでした。 山の西の方...