お仕事
現在、 【翻訳】【校正】【協力】【解説】と4つのポジションを用意しています。
どの関わり方をして下さっても、クレジットはいたします。
ただし、【解説】は【翻訳】とセットです。【解説】のみの希望は受けつけておりません。
【協力】とは経済的援助のことだとお考えください。
参加方法はこちらです。
しかるべき立場の方には、テキストを読んでいただく【監修】というクレジットも用意しています。
自慢しようぜ俺たちの歴史を
『今昔物語集』は芥川龍之介の小説や黒澤明の映画の原案となった日本が世界に誇る物語のコレクションです。成立はおよそ1000年前、平安時代後期です。
扱う範囲も広く、日本ばかりでなく中国やインドなどもふくまれます。1000年前における、世界のすべての話を収集しようとしたのでしょう。
まさに国の宝というべき文学作品ですが、誰もが簡単にアクセスできるものにはなっていません。
「日本人の、それも古語を解する者だけ」という限定が、この宝を腐らせています。
とても残念に思います。
1000年前の文学を持っている国なんて、世界にはほとんどないのに!
(アメリカは建国してまだ250年しか経っていない若い国です。中国四千年といいますが今の中国は空前絶後の領土を誇った元とはまったく別の国です。土地の一部が同じだけ。1000年前の文学を持った国がいかに少ないかわかります)
『今昔物語集』現代語訳プロジェクト
この状況をたいへんゆゆしく思ったため、古語を現代日本語に翻訳するプロジェクト(『今昔物語集』現代語訳プロジェクト)を立ち上げました。
わが国の文学を、多くの人にとってアクセスしやすいものにしたいと考えたからです。翻訳が集まったところで電子書籍のかたちでも流通させたいと考えています。
Konjaku monogatari into modern languages
『今昔物語集』は半分を外国の物語がしめる国際色ゆたかなものですが、これにならい、当サイト「Konjaku monogatari into modern languages」と題し、さまざまな言語で展開したいと考えています。
インターネットの最大の美点は、国境がないことです。
誰でも、いつでも、どこでも、世界に向けて発信可能であることです。
幸いにもわれわれは、現代日本語のテキストを持っています。
必要なのは、これを海外の言葉になおすことだけです。
この作業をお手伝いいただける方は、
に連絡をください。
外国語を得意な方で、腕だめしに翻訳したいという要望にも、喜んでお答えします。
顔を合わさず、自分のペースでする仕事
古文に堪能であること、外国語が得意であることは重要なことではありません。
大事なのは知識やスキルの有無ではなく、意識が高いこと、志が高いことです。
お仕事があってスケジュール調整が難しい方も、本業優先・生活優先で参加いただくことができます。
このプロジェクトには締め切りや字数制限などがありません。自分のペースで参加することができます。また、基本的にテキストのやりとりであるため、誰かと顔を合わせる必要がありません。
クレジット関して
このプロジェクトは翻訳者の方のお名前を出すことで成立しています。
これは本名である必要はなく、仮のものでもかまいません。
また、リンクを張るなど、別のサイトを宣伝することも可能です。
下はクレジットの例として見てください。
また、このプロジェクトは、翻訳という形でなくとも、参加することができます。
詳細はこちらをごらんください。
あなたは求められている
代表者(この文を書いている人)は身障者です。
立つことも歩くこともできません。
個人的には――このプロジェクトは、高齢者や身障者など、第一線で活躍できなくなった人に多く参加いただきたいと考えています。
1000年前の日本文学を、現代にわたす。
多くの先人たちや未来に生きる子孫のことを慮った、素晴らしい行動であると思います。
自分はそこで役に立つのだ。必要とされているのだ。
これ以上に偉大なことはすくないと考えています。
記事
書評サイト「シミルボン」様のご協力により、本サイトに関する下記のテキストを掲載させていただいております。
著作権
このサイトの記事は クリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
私に翻訳できるの?
古典文学の翻訳なんかできるもんじゃない。
そう考えて尻込みしてる方、多いですよね?
難しいことはありません。誰でもできます。
わたし(本プロジェクトの代表・草野)は国文学専攻ではありませんから、古文は高校で習った以上のことは知りません。
高校卒業してからもう20年以上経ってますから、当然のこと忘れています。
にもかかわらずできる。あなたにもできます。
やり方は教えます。
個人的には、翻訳にもっとも必要なのは、現代日本語の表現能力だと思っています。
原文および資料は、(要望がないかぎり)こちらでご用意させていただきます。いきなり難しいことを依頼することはございません。
もちろん、この話を訳したいんだ、という具体的なご要望も受け付けています。誰かがその話を手がけていないかぎり、ご希望にそいます。一話だけの参加でもけっこうです。
レポート
このプロジェクトに関して、代表の鼻息の荒い様子を書評サイト「シミルボン」に場をお借りしてレポートしています。
続けられるかぎり続けようと思っています。ネタは尽きないはずだから。
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