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第十

巻十第七話 美ゆえに殺された楊貴妃の話

巻10第7話 唐玄宗后楊貴妃依皇寵被殺語 第七 今は昔、震旦の唐の時代に玄宗という皇帝がおわしました。もとより色好みで、女人を愛でるお心が強いお方でした。 さて、皇帝には、寵愛なさっている后と女御がおられました。后は元献皇后といい、女御...
巻十九

巻十九第三十三話 高い木の上の宮殿に誘われた男の話

巻19第33話 東三条内神報僧恩語 第卅三 今は昔、いつごろのことかはわかりません。二条大路より北、洞院大路の西に面したあたりに住む僧がありました。 決して身分の高い者ではありませんでしたが、常に法華経や仁王経などを読んでいました。東三...
第十

巻十第六話 忘れられたまま年老いた女御の話

巻10第6話 唐玄宗后上陽人空老語 第六 今は昔、震旦の唐の玄宗皇帝の代(712~756年)、后や女御が大勢おりました。ご寵愛を受けている者も、皇帝にお目にかかったことのない者もありましたが、皆宮中に住まっていました。 さて、ある公卿の...
巻三十一

巻三十一第二十三話 多武峰が比叡山の末寺になる話

巻31第23話 多武峰成比叡山末寺語 第廿三 今は昔、比叡山に尊睿律師(そんえいりつし)という人がおりました。 長年、山に住み、顕密(けんみつ)の二教を学んで高僧の誉れが高かい方でした。 また、優れた観相家(かんそうか・人相見)でもあ...
第十

巻十第五話 美しき女人が未開の地に連れて行かれた話

巻10第5話 漢元帝后王照君行胡国語 第五 今は昔、震旦の漢の元帝の代(前49年~前33年)のこと、皇帝は大臣や公卿の娘から、見目麗しく、なんとも言えず雅やかな趣の女性を選んでは召し抱え、宮の内に居住させて寵愛なさっていました。しかしその...
巻九

巻九第二十二話 殺された犬が病床に現れた話

巻9第22話 震旦兌州都督遂安公免死犬責語 第廿二 今は昔、震旦(中国)兌州の都督(長官)、遂安公李寿は、唐の王室の血筋だったため当初は(その地方の)王になりました。貞観の初年(627年)職を辞し、故郷に還りました。この人は生来狩猟を好み...
第十

巻十第四話 天の川を訪ねて行った男の話

巻10第4話 漢武帝以張騫令見天河水上語 第四 今は昔、漢の武帝の代(前147~前87)に、張騫(ちょうけん)という人がいました。 皇帝が彼を召し出して、「天の川の上流がどこにあるのか尋ねて来い」と仰せになりましたので、張騫はその宣旨を...
巻十二

巻十二第十八話 火災にあっても燃えなかった絵像の話

巻12第18話 河内国八多寺仏不焼火語 第十八 今は昔、河内の国石川の郡(大阪府南河内郡)に、八多寺という寺がありました。寺には阿弥陀如来の絵像がありました。 その郷の古老が語りました。 「昔、この寺のそばに女人が住んでいた。夫が死ん...
第十

巻十第三話 項羽と劉邦、そして家臣たちの話

巻10第3話 高祖罸項羽始漢代為帝王語 第三 今は昔、震旦に漢の高祖(劉邦)という人がいました。秦が滅びる際に咸陽宮(かんようきゅう)を討ち従え、占領していました。また一方には、項羽という人もいました。こちらは秦の国王の血筋の人で、「自分...
English

1-8 The First Sermon at Sarnath (The Life of Gautama Buddha 15)

Once upon a time,the Tathāgata (Shakyamuni Buddha) went to the country of Varanasi, where five ascetics, including Kaund...
巻三十一

巻三十一第二十二話 讃岐国の満濃池をくずす国司のこと

巻31第22話 讃岐国満農池頽国司語 第廿二 今は昔、讃岐国(さぬきのくに・現在の香川県)郡に満濃(まの)の池という大きな池がありました。高野の大師(弘法大師)がこの国の人のためを思って、大勢の人を集めて築きなされた池であります。池の周り...
第十

巻十第二話 竜に守護された男・劉邦の話

巻10第2話 漢高祖未在帝王時語 第二 今は昔、震旦に漢の高祖(劉邦)という人がいました。母親は卑しい生まれの人でした。父親は竜王でした。 高祖の母が昔、道を歩いていて池の畔にさしかかると、突然雷が鳴り響き、闇のように真っ暗になりました...
巻十二

巻十二第十七話 盗まれた絵が声を出して助けを求めた話

巻12第17話 尼所被盗持仏自然奉値語 第十七 今は昔、河内の国若江の郡の遊宜の村(大阪府八尾市)に、一人の沙弥(僧になってない修行者)の尼がありました。仏の道を心に懸け、かぎりなく熱心に修行しました。平群(奈良県生駒市)の山寺に住み、人...
巻九

巻九第二十一話 棘(いばら)に消えた少女の話

巻9第21話 震旦代州人好畋猟失女子語 第廿一 今は昔、隋の開皇年間(581~600年)の末のころ、代州の人で王という人がおりました。帝に仕え、驃騎将軍となりました。また、荊州の鎮守をつとめました。とても狩猟を好み、朝暮に生命を殺していま...
巻三

巻三第十八話 聖者が小僧に化けていた話

巻3第18話 駈二人羅漢弟子比丘語 第(十八) 今は昔、天竺(インド)の王城(都)では、三宝(仏法僧)を供養するとき、蘇(チーズのような乳製品)・蜜(はちみつ)がなければ、供養しませんでした。 ある施主が山寺に登り、比丘(僧)を供養しよ...
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