巻11第20話 聖徳太子建法隆寺語 第二十(欠文)
【解説】草野真一 『今昔物語集』は聖徳太子を日本仏教の祖として描いている。聖徳太子が築いたとされる寺院はいくつもあるが、法隆寺をその代表とすることに異論がある者はないだろう。飛鳥の聖徳太子の住居(斑鳩宮)に接して建造されたといわれている。世界遺産。
巻十一第一話① 聖徳太子の誕生と英才の話
巻11第1話 聖徳太子於此朝始弘仏法語 第一今は昔、本朝(日本)に聖徳太子という聖がありました。用明天皇がまだ親王でいらっしゃるとき、穴部の真人(あなほべのまひと)の娘の腹にできた子でした。ある日、母夫人の夢に金色に輝く僧があらわれて...
コメント