欠巻

巻二十一(欠)

【解説】柳瀬照美

『今昔物語集』の訳注者であり、研究者の国東文麿氏によれば、全体の配置から推測して、第21巻は皇室関係説話が置かれるはずだったであろう、とのこと。
欠巻となったのは、説話の収集が困難であったのか、連鎖的な説話配列に当てはめることが難しかったのか、または特別な事情があったのか――ということで、この巻はついに成立することがないまま、終わったのだと推測されている。

【参考文献】
小学館 日本古典文学全集23『今昔物語集三』

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