巻二十三

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巻二十三第二十四話 賊を返り討ちにした姫の話

巻23第24話 相撲人大井光遠妹強力語 第(廿四) 今は昔、甲斐国(かいのくに・現在の山梨県)に大井光遠(おおいのみつとお)という左近衛府方の相撲人がいました。 背丈は低いですが、堅肥りでがっしりしており、力が強く、足さばきもくて、すば...
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巻二十三第二十三話 人喰いザメを撃退した相撲人の話

巻23第23話 相撲人私市宗平投上鰐語 第(廿三) 今は昔、駿河国(するがのくに・現在の静岡県中央部)に私市宗平(きさいちのむねひら)という左衛門府方の相撲人がいました。 技がうまいので、相撲の節会に出場するようになって以来、左方にも右...
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巻二十三第二十二話 相撲人と大蛇の戦い

巻23第22話 相撲人海恒世会蛇試力語 第(廿二) 今は昔、丹後国(たんごのくに・現在の京都府北部)に海恒世(あまのつねよ)という右近衛府の相撲人がいました。 その恒世の住んでいた家のそばに古い川が流れていて、深い淵になって...
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巻二十三第二十一話 大学の学生、相撲人を投げ飛ばす

巻23第21話 大学衆試相撲人成村語 第(廿一) 今は昔、陸奥国(むつのくに・東北地方)に真髪成村(まかみのなりむら)という老いた相撲人(すまいびと・相撲取り)がいました。真髪為村(まかみのためむら)の父で、今いる経則(つねのり)の祖父に...
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巻二十三第二十話 追剥ぎを蹴り飛ばした僧正の話

巻23第20話 広沢寛朝僧正強力語 第(二十) 今は昔、広沢という所に寛朝僧正(かんちょうそうじょう)と申す方がおられました。この並の臣下の出ではなく、式部卿宮(しきぶのきょうのみや・宇多天皇皇子の敦実親王)と申される方の御子であります。...
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巻二十三第十九話 比叡山の実因僧都の怪力

巻23第19話 比叡山実因僧都強力語 第(十九) 今は昔、比叡山の西塔に実因僧都(じついんそうず)という人がいました。小松の僧都とも言われていました。顕教・密教の双方に達した人でした。その上、たいへん力の強い人でありました。 ある日、僧都...
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巻二十三第十八話 尾張の小女の怪力話

巻23第18話 尾張国女取返細畳語 第(十八) 今は昔、聖武天皇の御代、尾張国中島郡(おわりくになかしまのこおり)に尾張久坂利(おわりのくさかり)という者がいました。この郡の大領(だいりょう・長官)です。妻は同国愛智郡片輪郷の者で、道場法...
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巻二十三第十七話 尾張の小女が美濃の大女をこらしめる話

巻23第17話 尾張国女伏美濃狐語 第十七 今は昔、聖武天皇の御代に美濃国方県郡(みののくにかたがたのこおり・現在の岐阜県稲葉郡と本巣郡)小川の市(おがわのいち・岐阜県稲葉郡黒崎村古市場)に非常に力の強い女がいました。たいへんな大女です。...
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巻二十三第十六話 橘季通の逃走

巻23第16話 駿河前司橘季通構逃語 第(十六) 今は昔、駿河前司(するがのぜんじ・現在の静岡県中央部の前の国司)橘季通(たちばなのすえみち)という人がいました。この人が若いとき、自分の仕えている家ではない、さる高貴な家の女房と深い仲にな...
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巻二十三第十五話 橘則光、かたり男に功を譲る

巻23第15話 陸奥前司橘則光切殺人語 第(十五) 今は昔、陸奥前司(むつのぜんじ・東北地方の前の国司)橘則光(たちばなののりみつ)という人がいました。武人の家の出身ではないですが、きわめて豪胆で思慮深く、腕力などが非常に強いのでした。容...
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巻二十三第十四話 平致経が夜半に僧正の警護をした話

巻23第14話 左衛門尉平致経送明尊僧正語 第十四 今は昔、宇治殿(藤原頼通・道長の長子)が全盛であられたころ、三井寺(園城寺の通称)の明尊僧正(みょうそんそうじょう)はご祈祷僧として夜の宿直に伺候していましたが、御灯明はともしていません...
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巻二十三第十三話 一条天皇治世における政道

巻23第13話 平維衡同致頼合戦蒙咎語 第十三 今は昔、一条天皇の御代に、前下野守(さきのしもつけのかみ・現在の栃木県の前国司)・平維衡(たいらのこれひら)という武人がいました。これは陸奥守(むつのかみ・現在の東北地方の国司)・貞盛(さだ...
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