巻二十五

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巻二十五第九話 源頼信、平忠常の乱を鎮定する

巻25第9話 源頼信朝臣責平忠恒語 第九 今は昔、河内守(かわちのかみ・現在の大阪府の東部)源頼信朝臣(みなもとのよりのぶのあそん)という者がいました。これは多田満仲入道(ただのみつなかにゅうどう)という武人の三男であります。武道について...
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巻二十五第八話 源頼親、清原致信を討つ(欠話)

巻25第8話 源頼親朝臣令罸清原□□語 第八(欠文) 【解説】 柳瀬照美 本話は、表題だけをとどめる本文欠話。 表題から推測すると、寛仁元年(1017)3月8日、源頼親(みなもとのよりちか)が郎等に命じて、前大宰少監・清原致信(きよはらのむ...
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巻二十五第七話 藤原保昌が盗人の袴垂に衣を与えた話

巻25第7話 藤原保昌朝臣値盗人袴垂語 今は昔、世に袴垂(はかまだれ)というたいそうな盗賊の大親分がいました。肝っ玉が太く、力強く、足早く、腕っぷしすぐれ、頭も切れて、肩を並べる者のない男でありました。隙をうかがっては、多くの人びとの物を...
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巻二十五第六話 源頼光、堂上の狐を射る

巻25第6話 春宮大進源頼光朝臣射狐語 第六 今は昔、三条天皇が皇太子であられた頃のことです。東三条殿(母方の祖父・藤原兼家の邸宅)においでになったとき、その寝殿の南面を春宮(とうぐう・皇太子)が歩いて行かれたところ、西の透渡殿(すきわた...
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巻二十五第五話 平維茂と藤原諸任の死闘(その2)

巻25第5話 平維茂罸藤原諸任語 第五 さて一方、余五はかの家で、夜が明けるまで走り回って下知しながら奮戦し、敵を多く射殺して、もはや矢も尽き、味方も残り少なくなったので、「この上、戦っても無駄だ」と思い、着ていた衣を脱ぎ捨て、女が着て...
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巻二十五第五話 平維茂と藤原諸任の死闘(その1)

巻25第5話 平維茂罸藤原諸任語 第五 今は昔、実方(さねかた)の中将(藤原実方)というひとが陸奥守(むつのかみ・東北地方の国司)になって任国に下りましたが、この人は高貴な家柄の貴族であったので、国内のしかるべき武士たちはみな前の守に対す...
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巻二十五第四話 従者の仇討ち

巻25第4話 平維茂郎等被殺語 第四 今は昔、上総守(かずさのかみ・現在の千葉県中央の国司)平兼忠(たいらのかねただ)という者がいました。これは平貞盛(たいらのさだもり)という武人の弟の繁茂(しげもち・正しくは繁盛)の子であります。 その...
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巻二十五第三話 武者の一騎打ち

巻25第3話 源宛平良文合戦語 今は昔、東国に源充(みなもとのみつる)、平良文(たいらのよしふみ)という二人の武人がいました。 充は通称、田源二(みのたのげんに)、良文は村岳五郎(むらおかのごろう)といいました。 この二人...
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巻二十五第二話 西国・藤原純友の乱

巻25第2話 藤原純友依海賊被誅語 今は昔、朱雀天皇の御代に、伊予掾(いよのじょう・現在の愛媛県、その三等官)藤原純友(ふじわらのすみとも)という者がいました。 筑前守(ちくぜんのかみ・現在の福岡県の一部の国司)良範(よしのり)という人...
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巻二十五第一話 東国・平将門の乱(その3)

巻25第1話 平将門発謀反被誅語 (その2より続く) ところで、諸国の国司たちはこのことを漏れ聞いて皆、急いで京へ上りました。 新皇は武蔵国・相模国(東京・埼玉・神奈川)などにまで回って行き、国の印鎰(いんやく)を取り上げ、租税労役を...
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巻二十五第一話 東国・平将門の乱(その2)

巻25第1話 平将門発謀反被誅語 (その1より続く) このように始終、合戦が行われていましたが、ここに武蔵権守(むさしごんのかみ)興世王(おきよのおう)という者がありました。 これは、将門と心を同じくする者です。 正式に...
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巻二十五第一話 東国・平将門の乱(その1)

巻25第1話 平将門発謀反被誅語 今は昔、朱雀院(すざくいん)の御代のとき、東国に平将門(たいらのまさかど)という武人がいました。 これは桓武天皇の子孫の高望親王(たかもちしんのう)と申す方の子にあたる鎮守府将軍(ちんじゅふしょうぐん)良持...
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