巻十二巻十二第五話 薬師寺で最勝会がおこなわれた話 巻12第5話 於薬師寺行最勝会語 第五 今は昔、天智天皇が薬師寺を建て、仏法がさかんになりました。 淳和天皇の御代に、中納言従三位兼行中務卿直世王という人がありました。才があり、心に悟りあり、内外の道(仏典と俗典)に通じていました。天長... 2024.08.16巻十二
巻三十一巻三十一第九話 同じ淫夢を見た夫婦の話 巻31第9話 常澄安永於不破関夢見在京妻語 第九 今は昔、常澄安永という人がありました。惟孝親王の下家司(しもけいし、家務を司る下級の者)です。安永は親王の封戸(税)を徴収するため、上野の国(群馬県)に入りました。何か月か経って帰国の際、... 2024.12.23巻三十一
English26-15 The Story of the Disappearing Gold Miner Once upon a time, in the province of Noto (now Ishikawa Prefecture), iron ore was mined and delivered to the provincial ... 2024.08.09English
巻九巻九第九話 故国に戻れない父を探し当て帰国させた話 巻9第9話 震旦禽堅自夷域迎父孝養語 第九 今は昔、震旦(中国)の蜀の城都(四川省成都)に、禽堅という人がありました。父を信といいます。県の吏(役人)でした。 妻が禽堅を懐妊して七か月、夫の信は勅をうけたまわって夷(えびす、未開民族)の... 2024.08.08巻九
巻二十六(全)巻二十六第十九話 子の死を予言した鬼神の話 巻26第19話 東下者宿人家値産語 第十九 今は昔、東国の方へ行く者がありました。 どこの国かは知りませんが、ある村里を通っているうち、日が暮れたので、「今夜だけこの村に宿をとろう」と思って、小さな家ながらも[さすが]にゆったりと造り、... 2024.09.06巻二十六(全)
巻十四巻十四第十三話 前生で経を食い荒らした僧の話 巻14第13話 入道覚念持法花知前生語 第十三 今は昔、入道覚念は明快律師の兄です。道心を発して出家した後は、戒を保ち、法華経を習い、訓読で誦しました。 しかし経の中の三行だけ、読むことができませんでした。そこに至るたび、忘れてしまうの... 2024.08.06巻十四
巻十九巻十九第二十三話 師の遺言を守って死んだ流浪の弟子の話 巻19第23話 般若寺覚縁律師弟子僧信師遺言語 第廿三 今は昔、般若寺という寺に、覚縁律師という人がありました。もとは東大寺の僧であり、千攀僧都という人の弟子として、優れた学生でした。のちに東寺の僧となり、広沢流の寛朝僧正という人の弟子と... 2025.02.11巻十九
English4-12 The Story of the Priest Who Delivered a False Oracle Once upon a time, there was a small kingdom in ancient India. In this kingdom, the people believed only in the gods and ... 2024.08.02English
巻十二巻十二第四話 孝謙天皇が御斎会をはじめた話 巻12第4話 於大極殿被行御斎会語 第四 今は昔、高野姫の天皇(孝謙天皇)と申す帝がいらっしゃいました。聖武天皇の御娘です。女性ではありますが、才たけて、文の道を極めていらっしゃいました。 その御時に、 大極殿で御斎会をはじめられました... 2024.07.30巻十二
巻十四巻十四第十二話 経文の二字だけを忘れてしまう話 巻14第12話 醍醐僧恵増持法花知前生語 第十二 今は昔、醍醐寺に僧がありました。名を恵増といいます。法華経を習ってこれを誦し、他の経はまったく読みませんでした。真言も覚えませんでしたし、顕教(教義)も学びませんでした。まして、俗典(仏教... 2024.07.30巻十四
English26-10 The Siblings Who Became a Couple on a Deserted Island Once upon a time, there was a low-ranking man living in Hata District, Tosa Province (Kochi Prefecture). He cultivated f... 2024.07.27English
巻九巻九第八話 虎をかくまい富貴の人となった話 巻9第8話 欧尚恋父死墓造菴居住語 第八 今は昔、震旦(中国)に、欧尚という人がありました。幼少の頃より孝養の心が深く、かぎりなく父母につくしていました。 父が死ぬと、欧尚は父の墓所に盧(庵)をつくり、朝暮に父を恋い悲しみました。 あ... 2024.07.27巻九
巻三十一巻三十一第八話 炎にすがたを映して死んだ女の話 巻31第8話 移灯火影死女語 第八 今は昔、女御(身分の高い女性)のもとに勤めている若い女房がありました。小中将の君と呼ばれていました。すがたもありさまもとても美麗で、心ばえも悪くありませんでしたから、同僚の女房たちも、みな小中将を親しく... 2024.11.17巻三十一
English4-37 The Tale of the Fish Chanting the Name of Buddha, and How No One Is Left on the Island Once upon a time, in the southwest of the kingdom of Shishikoku in ancient India, there was a solitary island in the vas... 2024.07.19English
巻十四巻十四第十一話 聖徳太子が講のため夢にあらわれた話 巻14第11話 天王寺為八講於法隆寺写太子疏語 第十一 今は昔、天王寺(四天王寺、大阪府大阪市)の別当(寺の長官、最高位)である定基が僧都になり、御堂(藤原道長)のために法華八講をはじめ、法華経を講じようとしました。このとき、藤原公則とい... 2024.07.18巻十四