第十巻十第十四話 死体を葬って仙人となった男の話 巻10第14話 費長房夢習仙法至蓬莱返語 第十四 今は昔、震旦の漢の時代に、費長房という人がいました。 この人が道を歩いていると、途中で、からからに乾いて白骨化してはいるものの、ばらばらになってしまわずに何とか人の形を留めている野晒しの... 2025.10.05第十
巻九巻九第二十四話 幻の城で足を焼かれた少年の話 巻9第24話 震旦冀州人子食鶏卵得現報語 第廿四 今は昔、隋の開皇初年(西暦581年)、冀州のはずれにある村に、十三歳の児がありました。児は隣家の鶏が卵を生むと、密かに行って盗み、持って来て、焼いて食べていました。 ある日の早朝、まだ村... 2025.09.30巻九
English28-20 The Tale of the High Priest with the Long, Long Nose (Original Story of Ryunosuke Akutagawa’s “The Nose”) Once upon a time, in Ikebeo (present-day Nagaokakyo, Kyoto Prefecture), there was a high-ranking priest named Zenchi Nai... 2025.09.23English
第十巻十第十三話 荘子が動物たちを見て走り逃げた話 巻10第13話 荘子見畜類所行走逃語 第十三 今は昔、震旦に荘子という人がいました。聡明でとても広い知識を持っていました。 ある時この人が道を歩いていますと、沢に一羽の鷺(さぎ)がいて、何かを窺っているようでした。荘子はこれを見て、... 2025.09.23第十
巻三巻三第二十一話 屎尿の穢にまみれた女が神通を現じた話 巻3第21話 長者家浄屎尿女得道語 第(廿一) 今は昔、天竺(インド)に一人の長者がありました。その家に、屎尿の穢を浄むる(便所掃除をする)女がありました。家の人の屎尿を朝夕に運び浄めて過ごしました。家の人はみな、この女を汚く思い侮蔑して... 2025.09.01巻三
第十巻十第十二話 荘子が命を語った話 巻10第12話 荘子行人家殺雁備肴語 第十二 今は昔、震旦に荘子という人がいました。聡明で非常に賢い人でした。 この人が道を歩いていて一つの杣山(そまやま、木材を切り出す山)を通りますと、多くの杣木(そまぎ、木材にする木)の中に、幹が曲... 2025.09.18第十
巻十九巻十九第三十四話 比叡山の天狗が恩を返す話(欠話) 巻19第34話 比叡山天狗報助僧恩語 第卅四(欠文) 【解説】草野真一 『十訓抄』にあるのが同じ話ではないかと考えられている。 2025.09.11巻十九
第十巻十第十一話 後の千金より今日の粟を求めた荘子の話(轍鮒の急) 巻10第11話 荘子□□□許借粟語 第十一 今は昔、震旦の周の時代に、荘子という人がいました。 非常に聡明で、広い知識を持っていましたが、家はとても貧しく、貯えはほとんどありませんでした。 あるとき、荘子はもう今日食べるものすらなく、... 2025.09.11第十
巻十二巻十二第十九話 薬師の胸から薬がしたたり盲目の女を救った話 巻12第19話 薬師仏従身出薬与盲女語 第十九 今は昔、奈良の都に越田の池という池がありました。その池の南に蓼原里という里がありました。其の里の中に堂があり、蓼原堂といいます。その堂に薬師仏の木像がありました。 阿倍の天皇(孝謙天皇)の... 2025.09.09巻十二
第十巻十第十話 孔子のつとめを馬鹿にした老人の話 巻10第10話 孔子逍遥値栄啓期聞言語 第十 今は昔、震旦で、孔子は林の中に小高い丘のある場所へ行き、気ままな散策を楽しまれていました。孔子は琴をお弾きになったり、連れてきた十人余りの弟子たちをぐるりに座らせて、書物を読ませたりしていまし... 2025.09.08第十
巻九巻九第二十三話 羊の舌を抜き自分も舌を失った人の話 巻9第23話 京兆潘果抜羊舌得現報語 第廿三 今は昔、震旦(中国)の唐の時代、京兆(長安)に潘果という人がありました。武徳年間(618~626)の間に、弱冠ながら都水の小吏に任ぜられました。 役所から帰る途中、里の中の少年たち数人と共に... 2025.09.03巻九
第十巻十第九話 孔子の問答の話 巻10第9話 臣下孔子道行値童子問申語 第九 今は昔、震旦の周の時代(前1046~前256年)に、魯の孔丘という人がいました。この人の父は叔梁といい、また母は顔氏の家系の人です。この孔丘は孔子として世に広く知られたその人です。身の丈は九尺... 2025.09.03第十
巻三巻三第十九話 仏を疑った老女奴隷の話 巻3第19話 須達家老婢得道語 第(十九) 今は昔、天竺(インド)の舎衛城(シュラーヴァスティー、コーサラ国の首都)に、須達長者(スダッタ、祇園精舎を寄贈した富豪)が住んでいました。老婢(老いた女奴隷)がひとりありました。名を毗低羅(びて... 2025.07.05巻三
第十巻十第八話 落ち葉の詩に恋した男の話 巻10第8話 震旦呉招孝見流詩恋其主語 第八 今は昔、震旦に、呉の招孝という人がいました。とても聡明な人でした。 この人が若い頃、宮中から流れ出てくる川の辺りに行って川遊びをしていたところ、木の葉が流れ下ってくるのを見つけて、手に取って... 2025.09.01第十
English9-17 The Man Who Beat His Mother Until Blood Flowed Once upon a time, in China during the Sui dynasty, there lived a man in Luoyang. This man had received a horse and kept... 2025.08.28English