巻七(全)

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巻七第四十八話 僧に弁護され生き返った男の話

巻7第48話 震旦華州張法義依懺悔得活語 第卌八 今は昔、震旦の華州の鄭県に、張の法義という人がいました。若い頃は貧に喘ぎ、礼法も知りませんでした。 貞観十年(636年)華山に入り、木を伐っていましたところ、ふと見ると岩窟に一人の僧がい...
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巻七第四十七話 生き返って肉を食い戒を犯した男の話

巻7第47話 震旦鄭師弁活持戒語 第卌七 今は昔、震旦の唐の時代に右監門兵曹参軍である、鄭の師弁という人がいました。まだ年若い頃に突然病にかかり、死んでしまいました。父母は泣き悲しみましたがどうすることもできず、あきらめざるを得ません...
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巻七第四十六話 地獄で親に会えなかった僧の話

巻7第46話 真寂寺僧恵如得閻魔王請語 第卌六 今は昔、震旦の長安の都に真寂寺という寺がありました。この寺に恵如禅師という僧が住んでいました。この人は若い頃から精魂込めて仏法を信仰し、いささかも怠ることなく仏道を修行していました。 ある...
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巻七第四十五話 岩の経蔵を造った人の話

巻7第45話 震旦幽州僧知菀造石経蔵納法問語 第卌五 今は昔、震旦の幽州というところに知菀(ちおん)という僧がいました。悟りの道に入り、仏道をもっぱらに学び、衆生を弘く救おうという誓願をたてていました。 随の大業の時代(605〜618年...
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巻七第四十四話 氷の川をつきやぶって出た型破りな僧の話

巻7第44話 河東僧道英知法語 第卌四 今は昔、河東に道英という僧がいました。若い頃から禅行を怠りませんでしたが、身にまとう衣服などは全く気に掛けず、調えもしませんでした。 しかし、道英は物事の道理を判断するひろい智慧があり、経文に説か...
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巻七第四十三話 病の妻の庭に灯った不思議な火の話

巻7第43話 震旦陳公夫人豆盧氏誦金剛般若語 第卌三 今は昔、震旦に陳公の妻がいました。豆盧(とうろ、解説参照)の一族の人です。芮公寛(ぜいこうかん、豆盧寛)の姉でもありました。この人は、心に福を願って、常に金剛般若経を読誦していました。...
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巻七第四十二話 一度生き返り、ふたたび死んだ人の話

巻7第42話 震旦李思一依涅槃経力活語 第卌二 今は昔、震旦に李の思一という人がいました。趙郡の人で、太廟の丞(補佐官)として仕えていました。 貞観二十年(696年)の正月八日、この人は突然言葉を話せなくなり、同月十三日になると亡くなり...
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巻七第四十一話 遺体に花が咲いた話

(第三十三話~第四十話 欠話) 巻7第41話 震旦仁寿寺僧道愻講涅槃経語 第卌一 今は昔、震旦の蒲州(ほしゅう)という所に仁寿寺という寺がありました。その寺に道愻(どうそん)という僧が住んでいました。若い頃から深い知識を持ち、心が広く、...
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巻七第三十二話 苦を受ける死んだ友を見た話

巻7第32話 清斉寺玄渚為救道明写法花経語 第卅二 今は昔、震旦の隋の時代に、清斉寺という寺に、道明、玄緒という二人の僧が住んでいました。道明は先に亡くなってしまいました。 その後、玄緒がとある所へ行く途中に、一つの伽藍の辺りを行き過ぎ...
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巻七第三十一話 死後も召し使うため従者を殺した話

巻7第31話 為救馬写法花経免難人語 第卅一 今は昔、震旦の北斉の時代に一人の人がいました。姓は粱といって、その家は非常に富み栄えており、とても多くの財宝を持っていました。 この人がついに死に臨む時になって、妻子に言いました。「私はこれ...
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巻七第三十話 冥府をめぐった人が語った話

巻7第30話 震旦右監門校尉李山龍誦法花経得活語 第三十 今は昔、震旦の唐の時代、右監門の校尉という職位についていた李の山龍という人がいました。もとは馮州の人でした。武徳年間(618~626年)に急に亡くなりましたので、家の人たちは非常に...
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巻七第二十九話 ひとりだけ溺死を免れた女の話

巻7第29話 震旦都水使者蘇長妻持法花免難語 第廿九 今は昔、震旦の唐の時代に、河川や湖水に関することをつかさどった都水という役人の使者で、蘇長という人がいました。武徳年間(618~626年)に巴州(四川省)の刺史になりました。 蘇長は...
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巻七第二十八話 観音に二度救われた人の話

巻7第28話 震旦中書令岑文本誦法花免難語 第廿八 今は昔、震旦の役人で中書の令であった、岑の文本(しんのぶんぽん)という人がいました。幼い頃より仏法を信仰し、いつも法華経の普門品を読誦していました。 この人が多くの従者を引き連れて船に...
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巻七第二十七話 墓に咲いた蓮華の話

巻7第27話 震旦韋仲珪読誦法花経現瑞相語 第廿七 今は昔、震旦に韋の仲珪(いのちゅうけい)という人がいました。心根は正直で、父母に孝する心は最も深く、また兄弟を心から敬いましたので、郡里の人々は皆、仲珪をこの上なく可愛がっていました。 ...
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巻七第二十六話 死んだ妻に出会った人の話

巻7第26話 震旦魏州刺史崔彦武知前生持法花語 第廿六 今は昔、震旦の隋の開皇の代(581年~600年)に、魏州の刺史(地方官)で、博陵郡の、崔の彦武という人がいました。 担当地域の見回りをしているとき、ある里に着くと、彦武は突然驚喜し...
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