巻七(全)

巻七第四十二話 一度生き返り、ふたたび死んだ人の話

巻7第42話 震旦李思一依涅槃経力活語 第卌二 今は昔、震旦に李の思一という人がいました。趙郡の人で、太廟の丞(補佐官)として仕えていました。 貞観二十年(696年)の正月八日、この人は突然言葉を話せなくなり、同月十三日になると亡くなり...
巻七(全)

巻七第四十一話 遺体に花が咲いた話

(第三十三話~第四十話 欠話) 巻7第41話 震旦仁寿寺僧道愻講涅槃経語 第卌一 今は昔、震旦の蒲州(ほしゅう)という所に仁寿寺という寺がありました。その寺に道愻(どうそん)という僧が住んでいました。若い頃から深い知識を持ち、心が広く、...
巻三十一

巻三十一第二十話 出世のために大岩を砕いた僧の話

巻31第20話 霊巌寺別当砕巌廉語 第二十 今は昔、北山に霊厳寺(りょうがんじ)という寺がありました。 この寺は、妙見菩薩(みょうけんぼさつ)がお姿を現し給う所であります。 寺の前に三町(さんちょう・約327m)ほど離れて大岩があり、...
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14-5 The Female Fox Who Died in a Man’s Arms

Once upon a time,there lived a handsome young man. He was not a person of note, merely serving as an attendant to the no...
巻七(全)

巻七第三十二話 苦を受ける死んだ友を見た話

巻7第32話 清斉寺玄渚為救道明写法花経語 第卅二 今は昔、震旦の隋の時代に、清斉寺という寺に、道明、玄緒という二人の僧が住んでいました。道明は先に亡くなってしまいました。 その後、玄緒がとある所へ行く途中に、一つの伽藍の辺りを行き過ぎ...
巻七(全)

巻七第三十一話 死後も召し使うため従者を殺した話

巻7第31話 為救馬写法花経免難人語 第卅一 今は昔、震旦の北斉の時代に一人の人がいました。姓は粱といって、その家は非常に富み栄えており、とても多くの財宝を持っていました。 この人がついに死に臨む時になって、妻子に言いました。「私はこれ...
巻十九

巻十九第三十話 亀に救われた百済の僧の話

巻19第30話 亀報百済僧弘済恩語 第三十 今は昔、備後の国三谷の郡(広島県三次市)に住む人がありました。その郡の大領(長官)が先祖でした。百済(朝鮮半島の国)が滅んだとき、縁あってかの国を助けるため、多くの眷属(兵)をひきつれ、海をわた...
巻七(全)

巻七第三十話 冥府をめぐった人が語った話

巻7第30話 震旦右監門校尉李山龍誦法花経得活語 第三十 今は昔、震旦の唐の時代、右監門の校尉という職位についていた李の山龍という人がいました。もとは馮州の人でした。武徳年間(618~626年)に急に亡くなりましたので、家の人たちは非常に...
巻三十一

巻三十一第十九話 つかないのに鳴る不思議な鐘の話

巻31第19話 愛宕寺鋳鐘語 第十九 今は昔、小野篁(おののたかむら)という人が愛宕寺(おたぎでら、六道珍皇寺)を建立し、その寺で使うために鋳物師に鐘を鋳させたところ、鋳物師が言うには、 「この鐘は撞(つ)く人がなくても、十二の時(今の...
巻九

巻九第十八話 娘を調理してふるまった父親の話

巻9第18話 震旦韋慶植殺女子成羊悲語 第十八 今は昔、震旦の貞観年間(627~649年)に魏王府の長吏として、韋の慶植という人がありました。京兆の人です。姿かたちの美しい娘がありました。娘は幼くして死にました、父母はかりぎなく惜しみ悲し...
巻七(全)

巻七第二十九話 ひとりだけ溺死を免れた女の話

巻7第29話 震旦都水使者蘇長妻持法花免難語 第廿九 今は昔、震旦の唐の時代に、河川や湖水に関することをつかさどった都水という役人の使者で、蘇長という人がいました。武徳年間(618~626年)に巴州(四川省)の刺史になりました。 蘇長は...
巻十二

巻十二第十四話 洪水に流され生活をあらためた人の話

巻12第14話 紀伊国漂海依仏助存命語 第十四 今は昔、白壁の天皇(光仁天皇)の御代、紀伊の国日高の郡(和歌山県日高郡)に、紀麿という人がありました。因果の法(仏法)を信じず、三宝(仏法僧)を敬いませんでした。長く海辺に住み、網を持って海...
巻七(全)

巻七第二十八話 観音に二度救われた人の話

巻7第28話 震旦中書令岑文本誦法花免難語 第廿八 今は昔、震旦の役人で中書の令であった、岑の文本(しんのぶんぽん)という人がいました。幼い頃より仏法を信仰し、いつも法華経の普門品を読誦していました。 この人が多くの従者を引き連れて船に...
巻二十八

巻二十八第十話 高僧にぶっぱなした近衛舎人の恥ずかしい話

巻28第10話 近衛舎人秦武員鳴物語 第十 今は昔、左近の将曹であって、秦武員という近衛舎人がおりました。(その人が)禅林寺の僧正(前話にも登場)の御壇所(修行のために壇をしつらえた場所)におうかがいしたとき、僧正が中庭に呼びよせなさって...
巻七(全)

巻七第二十七話 墓に咲いた蓮華の話

巻7第27話 震旦韋仲珪読誦法花経現瑞相語 第廿七 今は昔、震旦に韋の仲珪(いのちゅうけい)という人がいました。心根は正直で、父母に孝する心は最も深く、また兄弟を心から敬いましたので、郡里の人々は皆、仲珪をこの上なく可愛がっていました。 ...
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