巻四

巻四第三十四話 大金を投げ捨てた兄弟の話

巻4第34話 天竺人兄弟持金通山語 第卅四 今は昔、天竺に兄弟がありました。ともに旅をするうち、それぞれが千両の金を得ました。 山々を通っていくうち、兄は思いました。 「弟を殺し、千両の金を奪って、私の千両に加えれば、二千両に...
巻四

巻四第三十三話 牛をほめて賭けに勝った話

巻4第33話 天竺長者婆羅門牛突語 第卅三 今は昔、天竺に長者とバラモンがありました。千両をかけて牛を闘わせていました。日を決めて、それぞれが一頭ずつ牛を出し、闘う様子を眺めるのです。これを見に来る人も多勢いました。 長者が言いました。...
巻四

巻四第三十二話 薬が人となり皇子を救った話

巻4第32話 震旦国王前阿竭陀薬来語 第卅二 今は昔、震旦(中国)に皇子がありました。容姿が端正で美しい心をもっていました。父王はこの皇子をたいへんに愛していました。 やがて、皇子は重い病を得て床につき、数か月が経ちました。国王...
ほんやくネットについて

【協力】クレジットに関して(援助について)

このプロジェクトへの経済的援助を求めます。 経済的援助とは、「スタッフとして参加はできないが、ヘルプはする」というスタンスでご協力いただくことです。 援助いただいた方は、【協力】としてクレジットいたします。 個人的には、こ...
巻五

巻五第四話 女を背負った一角仙人が山から王宮にやってくる話

巻5第4話 一角仙人被負女人従山来王城語 第四 今は昔、天竺に一角仙人という仙人がありました。額に角がひとつ生えていたことから、そのように呼ばれていました。 山奥で長いこと修行を積んでいました。雲に乗って空を飛び、高い山を動...
ほんやくネットについて

あなたの功績は1000年残る。

あなたが華族の血筋なら別ですが、そうでないかぎり墓は100年もちません。 あなたの周囲に100年以上残ってる墓がありますか? ほとんどないはずだし、あっても誰が入ってるかわからないはずです。 つまり、墓というモニュメントは、あなた...
巻四

巻四第三十一話 王の殺意から逃れた名医の話

巻4第31話 天竺国王服乳成嗔擬殺耆婆語 第卅一 今は昔、インドに国王がありました。心はねじ曲がっていたし、いつもうとうとして、眠ってばかりいました。まるで寝ることが仕事のようでした。 こんな人はそうはいません。大臣や公卿は「こ...
巻四

巻四第三十話 死人の頭を売り歩く男の話

巻4第30話 天竺婆羅門貫死人頭売語 第三十 今は昔、天竺に一人のバラモンがありました。多くのドクロをヒモでつないで持ち歩き、王城に入って大声で叫びます。 「おれは死人のたくさんのドクロ貫いて持って歩いている。このドクロを買う人はい...
巻七

巻七第二話 死者の右手が光を放ち、蘇生した話

巻7第2話 唐高宗代書生書写大般若経語 第二 (巻七第二話 閻魔大王の裁きを待つ書記生の右手が写経の功徳で大光明を放ち、蘇生を許された話) 今は昔、震旦の唐の高宗の治世、乾封元年に、ひとりの書生がおりました。重病にかかってたちま...
巻四

巻四第二十九話 何万年も生きた修行僧が山中で発見された話

巻4第29話 天竺山人見入定人語 第廿九 今は昔、天竺に山がありました。かぎりなく峻厳でした。 釈尊が入滅したのちのある日のことです。その山が落雷によって崩れました。崩れた山に入ると、ひとりの比丘(僧侶)がおりました。身体は枯れ...