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巻七(全)

巻七第八話 般若経を書写した功徳により延命した人の話

巻7第8話 震旦天水郡志達依般若延命語 第八 今は昔、震旦(中国)の○州は天水郡(甘粛省東南部、天水市)に一人の人がおり、名を張志達といいました。以前から書籍に信を置いて、中でも道教を褒め称えて信じていました。仏法のことはさっぱり知りませ...
巻三十一

巻三十一第十五話 犬の妻となった女の話

巻31第15話 北山狗人為妻語 第十五 今は昔、京に住む若い男が北山(きたやま・京都の北方の山々の総称)の辺りに遊びに行ったのですが、いつしか陽がとっぷりと暮れてしまいました。 どことも知れぬ野山の中に迷い込んで、道も分からなくなり、帰...
巻七(全)

巻七第七話 天人が般若経の功徳を語った話

巻7第7話 震旦比丘読誦大品般若得天供養語 第七 今は昔、震旦(中国)の或る州に山寺が一つあって、一人の比丘(びく、僧侶のこと)が住んでいました。この比丘は大品般若経(般若経)を長年に渡って読誦し続けていました。 その間、いつも夜になる...
巻十九

巻十九第二十六話 下野公助、父に打たれても逃げなかった話

巻19第26話 下野公助為父敦行被打不逃語 第廿六 今は昔、右近の馬場で手番(てつがい・射手を左右に分けて二人一組で勝負を競う。五月の節句の宮中行事)が行われたとき、中将・大将たちが馬場で着座していました。 その日、下野公助(し...
巻七(全)

巻七第六話 観音の宣で大般若経を読誦した僧の話

巻7第6話 震旦霊運渡天竺踏般若所在語 第六 今は昔、震旦(中国)に霊運という僧がいました。襄州(現在の湖北州襄陽市)の生まれです。 聖跡の巡拝をしようと、南海の浜を越えて天竺(インド)に渡りました。天竺では、般若提婆(はんにゃだいば)...
English

1-5-3 If I die, it’s all over (The Life of Gautama Buddha 12)

(Continuation from 1-5-2) The prince entered the place of ascetic practice of Uddaka Ramaputta. This was where the firs...
巻二十九(全)

巻二十九第四十話 蛇に射精した僧の話

巻29第40話 蛇見僧昼寝𨳯呑受媱死語 第四十 今は昔、若い僧が尊いご身分の僧侶にお仕えしていました。すでに妻子のある僧でした。 この僧が主人の僧侶とともに三井寺(滋賀県大津市円城寺)に行きました時、夏の暑い時分で、昼間に眠たくなってし...
English

1-5-2 Logic Alone Is Not Enough (The Life of Gautama Buddha 11)

(Continued from 1-5-1) The prince went to visit the hermit Alara Kalama. The celestial beings informed the hermit, say...
巻二十九(全)

巻二十九第三十九話 蛇が女陰を見て欲情した話

巻29第39話 蛇見女陰発欲出穴当刀死語 第卅九 今は昔、若い女が陽明門から入った近衛の大路を真っ直ぐ西へと向かっていました。小一条は宗像明神のあるところですが、その北側の路を歩いていましたところ、急な尿意におそわれたのか、築垣(土塀)に...
巻二十六(全)

巻二十六第二十三話 双六で殺人が起きた話

巻26第23話 鎮西人打双六擬殺敵被打殺下女等語 第廿三 今は昔、九州の□□国に住んでいた男が、相婿(あいむこ)の者と双六を打ちました。 この男は非常に荒々しい人で、弓矢の道で世を渡っている武士であり、相婿はごく平凡な男でありました。 ...
巻二十九(全)

巻二十九第三十八話 狼を突き刺して朝まで放さなかった牛の話

巻29第38話 母牛突殺狼語 第卅八 今は昔、平城京の西側辺りに身分の低い人がいました。農業を営むために牛を飼っていました。その牛には仔牛が一頭ありました。 秋の稲刈りの済んだ田んぼで毎日放牧し、夕方になると小童部(kこわらべ、少年の使...
English

1-5-1 The Reason for the Ascetic Practices (The Life of Gautama Buddha 10)

Once upon a time, Prince Siddhartha left the palace and entered the forest of ascetic practices of the ascetic Pakkapa. ...
巻九

巻九第十四話 死後の世界で母を助けた話

巻9第14話 震旦江都孫宝於冥途済母活語 第十四 今は昔、震旦(中国)の江都(江蘇省揚州市)に、孫宝という人がありました。 若くして死にましたが、その身体があたたかいまま四十余日をすごし、ついに生き返って語りました。 「私が死んだとき...
巻二十九(全)

巻二十九第三十七話 蜂が蜘蛛に怨みを晴らし損ねた話

巻29第37話 蜂擬報蜘蛛怨語 第卅七 今は昔、法成寺(藤原道長が京都市上京区に創建した寺)の阿弥陀堂の軒下に蜘蛛が巣を造っていました。その糸は長く、東の池の蓮の葉にまで達していました。この様子を見た人が「この蜘蛛の糸は随分長く引いたもの...
巻十四

巻十四第十七話 毒蛇だった金峰山の行者の話

巻14第17話 金峰山僧転乗持法花知前世語 第十七 今は昔、金峰山に僧がありました。名を転乗と申します。大和国(奈良県)の人です。たいへん荒っぽい心を持っていて、常に怒りと怨みの心を持っていました。 幼い日より法華経を習い、日夜読誦して...
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