巻七(全)巻七第二十五話 文盲の癩病患者を弟子にした話 巻7第25話 震旦絳州僧徹誦法花経臨終現瑞相語 第廿五 今は昔、震旦の唐の高宗の代(649~683年)に、絳州(山西省)に一人の僧がいました。僧徹という名です。幼いときに出家し、慈悲心深く、仏法の修行に専念していました。また、人に哀れみの... 2025.04.07巻七(全)
巻七(全)巻七第二十四話 猿に経を講じた話 巻7第24話 恵明七巻分八座講法花経語 第廿四 今は昔、震旦に恵明という僧がいました。出身地も、出家前の俗姓も分かっていません。 智恵の並外れて明瞭な人でした。幾度となく仏法の真理を理解し、常に法華経を講じていました。 あるとき、山奥... 2025.04.03巻七(全)
巻七(全)巻七第二十三話 地獄に堕ちた友を救った話 巻7第23話 震旦絳州孤山僧写法花経救同法苦語 第廿三 今は昔、震旦の絳州(こうしゅう)に、ひとつだけぽつんとそびえている山がありました。永徽(650~655年)の頃、この山の寺に二人の僧がいて、同じ房に住んでいました。一人は名を僧行とい... 2025.03.21巻七(全)
巻七(全)巻七第二十二話 生き返って経を書写した僧の話 巻7第22話 瓦官寺僧恵道活後写法花経語 第廿二 今は昔、震旦の南宋の時代、瓦官寺に一人の僧が住んでいました。名を恵道といいます。豫州の人でした。この人は恵果和尚と母を同じくする弟です。恵道は一生の内に功徳を修めるなどということはありませ... 2025.03.19巻七(全)
巻七(全)巻七第二十一話 糞を食らう鬼を救った話 巻7第21話 豫州恵果読誦法花経救厠鬼語 第廿一 今は昔、震旦の豫州(よしゅう)に恵果和尚という聖人がいました。広大な慈悲心を持って人々に功徳を与えるさまは、まるで仏のようでした。南京の瓦官寺(がかんじ)という寺に長く住んで、法華経や十地... 2025.03.14巻七(全)
巻七(全)巻七第二十話 経の二文字だけを忘れる小僧の話 巻7第20話 沙弥読法花経忘二字遂得悟語 第二十 今は昔、震旦の秦郡(南京)の東寺に一人の沙弥(しゃみ、小僧)が住んでいました。姓名は今も分かっていません。その小僧は法華経をはっきりと読誦することが出来ましたが、「薬草喩品」の「靉靆(あい... 2025.03.12巻七(全)
巻七(全)巻七第十九話 霊廟で神と語った僧の話 巻7第19話 震旦僧行宿太山廟誦法花経見神語 第十九 今は昔、震旦の隋の大業の時代(605年〜618年)、一人の僧がいました。「仏法を修行しよう」と思ってここかしこと遊行していましたところ、太山(泰山)の霊廟に至りました。 ... 2025.03.11巻七(全)
巻七(全)巻七第十八話 経の文字が消えた話 巻7第18話 震旦河東尼読誦法花経改持経文字語 第十八 今は昔、震旦の河東(山西省)という所に誠心誠意仏道を修行する尼がいました。常に心身を清浄に保ち、長年法華経を読誦し続けていました。 あるとき、法華経を書写しようと考え、人に頼んで書... 2025.03.04巻七(全)
巻七(全)巻七第十七話 鬼を捕まえた僧の話 巻7第17話 震旦会稽山弘明転読法花経縛鬼語 第十七 今は昔、震旦の会稽山に一人の僧が住んでいました。名を弘明(ぐみょう)といいます。幼少の頃に出家し、戒律を良く守り、禅定を修めました。かつては山陰雲門寺という寺に住み、昼夜を問わず法華経... 2025.02.26巻七(全)
巻七(全)巻七第十六話 霊も神も恐れた僧の話 巻7第16話 震旦定林寺普明転読法花経伏霊語 第十六 今は昔、震旦の定林寺という寺に一人の僧が住んでいました。普明という名で、臨渭の出身です。幼いときに出家して、清い心を保ち、その誓願は弘いものでした。懺悔の行を常に行い、また、寺の外に出... 2025.02.25巻七(全)
巻七(全)巻七第十五話 女鬼とまじわり禁を犯した僧の話 巻7第15話 僧為羅刹女被嬈乱依法力存命語 第十五 今は昔、震旦の周辺にある国に一つの山寺がありました。その寺には年若い僧が住んでいて、法華経を読誦することを常としていました。 この僧がある日の夕方、各地で経を説いているとき、羅刹女に出... 2025.02.21巻七(全)
巻七(全)巻七第十四話 土の下から唇と舌が現れた話 巻7第14話 震旦法花持者現脣舌語 第十四 今は昔、震旦の北斉の武成皇帝(解説参照)の御代に、并州の東にある看山という山のふもとで、一人の人が地面を掘っていました。すると一か所、土が淡黄色に見えるところがありました。この人がこれを不審に思... 2025.02.17巻七(全)
巻七(全)巻七第十三話 無量義経を伝えた僧の話 巻7第13話 恵表比丘無量義経渡震旦語 第十三 今は昔、震旦の南斉の時代に、武当山という山に恵表比丘という僧が住んでいました。仏法を熱心に求道し、建元三年(481年)に、嶺南へ行って広州の朝亭寺において、中天竺から渡来してこられた遊行僧の... 2025.02.11巻七(全)
巻七(全)巻七第十二話 太山府君が新訳の仁王経を批判した話 巻7第12話 震旦唐代宿太山廟誦仁王経僧語 第十二 今は昔、震旦の唐の徳宗皇帝(第九代皇帝)の御代で貞元十九年(803年)に、一人の僧がいました。名前も住んでいたところも明らかではありません。この僧が太山府君の御霊を祀ってある霊廟に参り、... 2025.02.11巻七(全)
巻七(全)巻七第十一話 唐の皇帝が仁王経を講じて雨を降らせた話 巻7第11話 震旦唐代依仁王般若力降雨語 第十一 今は昔、震旦の唐の代宗皇帝(唐の八代皇帝、玄宗皇帝の孫)の御代で、永泰元年(765年)の秋、国内全土に雨が全く降らず、大干ばつとなって、あらゆる草木がみな枯れてしまい、大臣や多くの役人を始... 2025.02.02巻七(全)