巻四

巻四第六話 美女に化けて弟子を誘惑する話

巻4第6話 天竺優婆崛多試弟子語 第六 今は昔、天竺に、仏が涅槃に入ってから百年ほどたって、優婆崛多(うばくった、ウパグプタ)という悟りに至った羅漢(聖者)がありました。 その弟子に一人の比丘(僧)がありました。優婆崛多がどう考えていた...
今昔物語集について

芥川龍之介、『今昔物語集』を語る

芥川初期の代表作『鼻』『芋粥』『羅生門』は『今昔物語集』に材をとっている。 『羅生門』は黒澤明が映画にし、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞特別賞を受賞した。「世界のクロサワ」と呼ばれるようになったのはこの後だ。 ……と、ウンチク...
巻四

巻四第五話 大王が築いた地獄の話

巻4第5話 阿育王造地獄堕罪人語 第五 今は昔、天竺に阿育王(あそかおう、アショーカ王)という王がありました。王は地獄をつくり、国内の罪人を収容しました。近寄った人は決して戻ることはなく、かならず地獄に入れました。 そのころ、とても尊い...
巻四

巻四第四話 両眼を失い国外追放になった王子の話

巻4第4話 拘拏羅太子抉眼依法力得眼語 第四 今は昔、天竺に阿育王(あそかおう、アショーカ王)という大王がいらっしゃいました。太子が一人あり、名を拘拏羅(くなら)と申しました。形貌は端正であり、心性は正直でした。すべてにおいて人より勝れ、...
巻五

巻五第三話 王が盗人を大臣にした話

巻5第3話 国王為盗人被盗夜光玉語 第三 今は昔、天竺にある国がありました。その国の王はこの世にふたつとない宝とされる夜光の玉を持っていました。それを蔵に納めておいたところ、泥棒がどうやってか入り込んでそれを盗んでしまいました。 ...
巻五

巻五第二話 国王が山に入って姫を獅子に取られる話

巻5第2話 国王狩鹿入山娘被取師子語 第二 今は昔、天竺にある国がありました。その国の王は山へ行き、人を使ってほら貝を吹かせたり鼓を鳴らしたりと山間に入らせて鹿を脅かして追いたて、そのように楽しむことがありました。さて、その王にはそれは大事...
巻七

巻七第一話 光を放つ『大般若経』 美しい夢を見た話

今昔物語集 巻7第1話 唐玄宗初供養大般若経語 第一 今は昔、震旦は唐の玄宗(正しくは高宗)皇帝の御代に、玄奘三蔵が『大般若経』の翻訳に取りかかりました。玉華寺という大伽藍にこもり、梵語から漢語に訳したものを寂照や慶賀らその寺の高僧に...
巻四

巻四第三話 大王が八万四千の后を殺した話

巻4第3話 阿育王殺后立八万四千塔語 第三 今は昔、天竺に、仏が涅槃に入って(入滅して)百年後、鉄輪聖王(てつりんじょうおう、解説参照)が生まれました。阿育王(あそかおう、アショーカ王)です。八万四千の后を持っていました。しかし、子はあり...
巻四

巻四第二話 失われた美味の話

巻4第2話 波斯匿王請羅睺羅語 第二 今は昔、天竺。仏が涅槃に入った後のことです。波斯匿王(はしのくおう、プラセーナジット王)は羅睺羅(らごら、ラーフラ。釈尊の息子にして弟子)を招き、百味の飲食で歓待しました。大王と后は、自ら手に取って食...
巻四

巻四第一話 はじめての結集、阿難が批判された話

巻4第1話 阿難入法集堂語 第一 昔、天竺で、仏が涅槃に入った後、迦葉(大迦葉、だいかしょう、マハーカッサパ)尊者を上座として、千人の羅漢(聖者)が集まり大小乗の経の結集をおこないました。 阿難(あなん、アーナンダ。釈迦の身...
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巻五

巻五第一話 女ばかりの島に流れついた話

巻5第1話 僧迦羅五百人商人共至羅刹国語 今は昔、天竺に僧迦羅という人がいました。五百の商人を乗せて船に乗り南海に進んでいきましたが、にわかに逆風が起こって矢を射るように船を南に運んでいってしましました。やがて船は大きな島に至りまし...
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