巻十一(全)巻十一第一話④ 聖徳太子と飢えて死んだ人の話 巻11第1話 聖徳太子於此朝始弘仏法語 第一 (③より続く) 太子の妃は柏手氏の方でした。太子は妃におっしゃいました。 「おまえは私にしたがってきて、年来ひとつも誤ることがなかった。とても幸福なことだ。もし死んだなら、同じ穴に入ろ... 2021.08.03巻十一(全)
巻六(全)巻六第七話 善無畏三蔵が胎蔵界曼陀羅を震旦に伝えた話 巻6第7話 善無畏三蔵胎蔵界曼陀羅渡震旦語 第七 今は昔、大日如来は一切衆生(すべての生物)を救い護るために、胎蔵界の曼陀羅の大法を説き、金剛手菩薩(金剛薩埵)に伝えました。その後、数百年を経て、金剛手は中天竺の世無厭寺(ナーランダ大学/... 2021.08.03巻六(全)
巻十一(全)巻十一第一話③ 前世の経を持ち帰った聖徳太子の話 巻11第1話 聖徳太子於此朝始弘仏法語 第一 (②より続く) 太子の叔母、推古天皇が即位されました。政をすべて太子に任せました。天皇の御前で袈裟を着て、塵尾(払子)をもち、高座に登って、勝鬘経を講じました。多くの名僧に意味を問うと、太子の... 2021.08.02巻十一(全)
巻二十四(全)巻二十四第二十二話 算術の不思議の話 巻24第22話 俊平入道弟習算術語 第廿二 今は昔、丹後前司(たんごのぜんじ・現在の京都府北部、丹後国の前の国司)高階俊平朝臣(たかしなのとしひらのあそん)という者がいました。 のちには法師になり、丹後入道と称していました。 その弟に... 2023.02.24巻二十四(全)
巻二十七(全)巻二十七第四十三話 源頼光と平季武が産女(うぶめ)に出会った話 巻27第43話 頼光郎等平季武値産女語 第四十三 今は昔、源朝臣頼光が美濃(岐阜県)守だった頃に、□□郡に出向していた時、夜に侍所に何人も武士達が集まっていて、様々な物語をしていました。「ここの国の渡(わたり、*1)という所に、産女(うぶ... 2021.07.31巻二十七(全)
巻二十四(全)巻二十四第二十一話 笛の音に死を聞いた話 巻24第21話 僧登照相倒朱雀門語 第廿一 今は昔、登照(とうじょう)という僧がいました。 すべての人の人相を見、声を聞き、動作を知ることで、命の長短を相し、身の貧富を教え、その官位の高下を知らせてやりました。 このように相して絶対、... 2023.01.25巻二十四(全)
巻二十四(全)巻二十四第二十話 悪霊になった元妻の話 巻24第20話 人妻成悪霊除其害陰陽師語 第二十 今は昔、□(姓名欠字)という者がいました。長年夫婦としてくらした妻と離別しました。妻は深く恨み、嘆き悲しみ、その思いのために病気になり、数ヶ月病気に苦しみ、恨み嘆いて死んでしまいました... 2021.08.07巻二十四(全)
巻十一(全)巻十一第一話② 聖徳太子と蘇我氏と物部氏の争い 巻11第1話 聖徳太子於此朝始弘仏法語 第一 (①より続く) 百済国より弥勒の石像がもたらされました。蘇我の馬子の宿禰という大臣がこの使者を招いて、家の東に寺を造り、像を供養しました。大臣がこの寺に塔を建てようとしたとき、太子が言いました... 2021.07.29巻十一(全)
巻二十六(全)巻二十六第三話 洪水にあい火災にあい高木につるされ、それでも生きた童子の話 巻26第3話 美濃国因幡河出水流人語 第三 今は昔、美濃国(岐阜県)に因幡河(長良川)という大河がありました。雨が降って水が出た時には、量り無い洪水になりました。河辺に住む人は、洪水のときに登るために、家の天井を強くつくり、板敷の様に固め... 2021.10.17巻二十六(全)
巻十九巻十九第九話② 若君の死(出家した侍②) (①より続く) 巻19第9話 依小児破硯侍出家語 第九 若君が乳母の家に行き着いて見ると、とても荒れた狭い小宅でした。感じたことのない心地で、おそろしく心細くすごしました。夕暮れ、若君は心苦しげな様子で、独り言に詠みました。 こころか... 2023.11.27巻十九
巻十九巻十九第九話① 追い出された若君(出家した侍①) 巻19第9話 依小児破硯侍出家語 第九 今は昔、村上天皇の御代、小一条院の左大臣という人がありました。名を師尹(藤原師尹)といいます。貞信公(藤原忠平)という関白の五男でした。深く愛し大事にしている娘が一人ありました。姿は美しく、心のきれ... 2023.11.27巻十九
巻十九巻十九第八話 キジになって鷹と犬に追われた男の話 巻19第8話 西京鷹仕者見夢出家語 第八 今は昔、西京に鷹狩りを仕事にしている者がありました。息子が何人もいて、その子たちにも鷹狩りを仕事にするように伝え教えていました。 常に心にかけ、夜となく昼となく好んだことでしたから、寝ても覚めて... 2022.12.08巻十九
巻二十八巻二十八第二十話 高僧の長い長い鼻の話(芥川龍之介『鼻』元話) 巻28第20話 池尾禅珍内供鼻語 第二十 今は昔、池の尾(京都府長岡京市)に、禅智内供(ないぐ、天皇など身分の高い人を修する)という高僧がありました。戒律をよく守り、真言などにも詳しく、行法の修得にたいへん熱心でしたから、池の尾の堂塔・僧... 2018.07.10巻二十八
巻十一(全)巻十一第一話① 聖徳太子の誕生と英才の話 巻11第1話 聖徳太子於此朝始弘仏法語 第一 今は昔、本朝(日本)に聖徳太子という聖がありました。用明天皇がまだ親王でいらっしゃるとき、穴部の真人(あなほべのまひと)の娘の腹にできた子でした。 ある日、母夫人の夢に金色に輝く僧があらわれて... 2021.07.23巻十一(全)
巻二十七(全)巻二十七第四十二話 惑わし神に会い、同じところを巡った話 巻27第42話 左京属邦利延値迷神語 第四十二 今は昔、三条院の御世に、岩清水(石清水八幡宮、*1)に行幸があり、左京の属(さかん、*2)であった邦利延という者を供奉して仕えさせ、九条大路で止まる所を、どう思ったのか長岳の寺戸と言う所まで... 2021.07.19巻二十七(全)