巻六(全)

巻六第二十一話 七体の薬師の力で冥府から甦った男の話

巻6第21話 震旦温州司馬造薬師像得活語 第廿一 今は昔、震旦の温州に司馬(軍務官)がありました。とても重い病にかかり、癒えることもなく久しくありました。もはや死ぬばかりだと歎いていました。 親族や従者たちが集まり、泣き悲しみ、歎き合いま...
巻十七(全)

巻十七第三十五話 泣き叫んだ弥勒菩薩像の話

巻17第35話 弥勒為盗人被壊叫給語 第卅五 今は昔、聖武天皇の御代、奈良に都があったとき、勅命があって、夜間に都を巡回する人がありました。 ある晩の夜半ごろ、葛木の尼寺(葛城寺、奈良県葛城市)の前の蓼原(たではら、墓原説あり)の中に、人...
巻二十三(全)

巻二十三第二十話 追剥ぎを蹴り飛ばした僧正の話

巻23第20話 広沢寛朝僧正強力語 第(二十) 今は昔、広沢という所に寛朝僧正(かんちょうそうじょう)と申す方がおられました。この並の臣下の出ではなく、式部卿宮(しきぶのきょうのみや・宇多天皇皇子の敦実親王)と申される方の御子であります。...
巻十一(全)

巻十一第十三話 聖武天皇が東大寺建立のために金を請うた話

巻11第13話 聖武天皇始造東大寺語 第十三 今は昔、聖武天皇が東大寺を建造しました。銅で居長□丈の盧舎那仏の像を鋳造させ、巨大な堂を造っておおいました。また、講堂・食堂・七層の塔二基・様々の堂・僧房・戒壇・別院・諸門、それぞれをつく...
巻十九

巻十九第十一話 観音と呼ばれ出家した狩人の話

巻19第11話 信濃国王藤観音出家語 第十一 今は昔、信乃国(信濃国、長野県)に、筑摩の湯という湯がありました。人々はこれを薬湯と呼び、訪れては(治癒のために)浴びていきました。 あるとき、その里の人が夢を見ました。夢に人があらわれ、告...
巻三

巻三第五話 舎利弗と目連が神通力を競った話

巻3第5話 舎利弗目連競神通語 第五 今は昔、仏が祇園精舎にいらっしゃるときに、多くの弟子達が集まってきましたが、舎利弗(サーリプッタ)がまだ来られませんでした。そこで仏が目連(モッガラーナ)に告げておっしゃるには「汝、速やかに舎利弗のと...
巻二(全)

巻二第二十四話 親に捨てられ物乞いの妻となっても城に暮らした娘の話

巻2第24話 波斯匿王娘善光女語 第(廿四) 今は昔、舎衛国(コーサラ国。祇園精舎がある)の波斯匿王(プラセーナジット王)に一人の娘がありました。善光女といいます。端正で美麗で、世に並ぶ者はありませんでした。彼女の身体はは光り耀き、あたり...
巻二十三(全)

巻二十三第十九話 比叡山の実因僧都の怪力

巻23第19話 比叡山実因僧都強力語 第(十九) 今は昔、比叡山の西塔に実因僧都(じついんそうず)という人がいました。小松の僧都とも言われていました。顕教・密教の双方に達した人でした。その上、たいへん力の強い人でありました。 ある日、僧都...
巻六(全)

巻六第二十話 鬼神も死もおそれず旅だった人の話

巻6第20話 江陵僧亮鋳弥陀像語 第二十 今は昔、震旦の江陵に僧がありました。名を僧亮といいます。極楽浄土をを願う心が深く、「阿弥陀仏の丈六(一丈六尺、約4.85メートル。仏像にもっとも適当とされる大きさ)の像をつくりたい」と考えました。...
巻二十(全)

巻二十第三十二話 飢えた母と報いを受けて死んだ娘の話

巻20第32話 古京女為母依不孝感現報語 第卅二 今は昔、古京の時(都が奈良にあったころ)、一人の女がありました。孝養の心をもたず、母を養いませんでした。 母は寡婦で貧しく食がなく、飯を炊くことができなかったとき、思いました。 「娘の...
巻十七(全)

巻十七第三十四話 柴の木に弥勒菩薩があらわれた話

巻17第34話 弥勒菩薩化柴上給語 第卅四 今は昔、近江の国坂田の郡の表江の里(滋賀県米原市)に人がありました。家は大きく富み、多くの財を持っていました。「瑜伽論という法文を書写する」と願を発しましたが、公私にわたり忙しかったので、その願...
巻十一(全)

巻十一第十二話② 智証大師円珍が大陸の火事を鎮めた話

(①より続く) 巻11第12話 智証大師亙唐伝顕密法帰来語 第十二 和尚は本意のとおり天台山に登り、禅林寺で定光禅の菩提樹を礼拝しました(智顗による植樹があったか)。また、天台大師(智顗)が眠っている墳墓に礼しました。禅林寺は、天台大師の...
巻十一(全)

巻十一第十二話① 智証大師円珍が金色の不動尊を得た話

巻11第12話 智証大師亙唐伝顕密法帰来語 第十二 今は昔、文徳天皇の御代に、智証大師(円珍)という聖がありました。俗姓は和気の氏。讃岐の国那珂の郡金倉の郷(香川県丸亀市)の人です。 父は財産家で、母は佐伯の氏、高野の弘法大師(空海)の姪...
巻二十三(全)

巻二十三第十八話 尾張の小女の怪力話

巻23第18話 尾張国女取返細畳語 第(十八) 今は昔、聖武天皇の御代、尾張国中島郡(おわりくになかしまのこおり)に尾張久坂利(おわりのくさかり)という者がいました。この郡の大領(だいりょう・長官)です。妻は同国愛智郡片輪郷の者で、道場法...
English

4-27 Bhāviveka enters a cave of venomous serpents in darkness

Once upon a time, there lived a Buddhist philosopher called Dharmapala Bodhisattva. He was a disciple of Vasubandhu Bod...
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